川越style「福呂屋」和菓子を通してこの場所にしかできない川越の体験を | 「小江戸川越STYLE」

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「時が人を結ぶまち川越」
川越のヒト・コト・モノ、川越物語りメディア、小江戸川越STYLE。
川越の現場で様々なまちづくり活動にも従事しています。
「小江戸川越STYLE」代表:石川真


 

川越の時の鐘は、

 

寛永4年から11年(1627~1634)の間に
川越城主酒井忠勝が城下多賀町(いまの幸町)に建てたものが最初といわれています。
現在の鐘楼は、明治26年(1893)に起きた川越大火の翌年に再建されたもの。

 

3層構造で、高さ約16メートル。創建された江戸時代の初期から、
暮らしに欠かせない「時」を告げてきた川越のシンボルです。
現在、1日に4回(午前6時・正午・午後3時・午後6時)、
蔵造りの町並みに 鐘の音を響かせています。
平成8年に、時の鐘は環境庁主催の
「残したい“日本の音風景100選”」に選ばれました。

 



☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*



毎日たくさんの人で行き交う川越の一番街。

一日も欠かさず毎日鐘が四度鳴り、

今でも時計塔として時を告げる川越のシンボル時の鐘。


まぶしいくらいの朝日で蔵造りの建物が照らされる朝の時間、

まだ人が歩いていない静かな一番街、ポッと灯りがついたお店の中では、

すでにばたばたと準備に追われていました。


いつも朝は小豆を煮たり、どら焼の生地を作ったりする仕事から始まります。
お父さんはきんつばの皮を焼き始め、

自分はどら焼の皮を焼き始める。

 

「朝はじっくり仕込みの時間です」

 

 

静かな時間だけれど一番神経を張り詰めさせる時間でもある。

 

ただ、食材に真摯に向き合えるこの時間は、

嵐のような営業前の職人として大事にしている時間でもあります。


営業が始まりお昼の12時になれば、

時の鐘がいつものように鐘を鳴らし時を告げる。
今日もお客さんがひっきりなしに出入りし、

二階では抹茶とともにゆっくり寛いでいる光景がありました。

 

そして、仕事の手を休める合図も時の鐘。

 

時の鐘の音を聞きながら、鐘の音とともに、

昔から変わらない川越の和菓子屋さんの仕事風景がありました。

 

河越茶が淹れられた茶碗を口に運びながら、

 

自身の和菓子作りの信念を口にします。


「日本の食材を使って作りたい。作ったものをすぐに食べてもらいたいんです」

 

職人の話しで改めてハッと思ったこと、

 

手作りにこだわって大事に作った和菓子は日持ちがしない。

これはメリットなんでしょうかデメリットなんでしょうか。

考え方にもよりますが、

日持ちがしないものだから安心して食べられる、

そう、それは新鮮だという安心感。

和菓子に限らず、食べ物の本来の話しに触れられた気がします。

 

食に真摯に向き合う職人の方の話しを聞きながら、

 

自然と自分を振り返っていました。

しばらく置いておいても食べられる、今じゃなくても大丈夫、

そういう感覚に慣れ過ぎていて、

時間を先に延ばすことは、結局時間を無駄にしているようにも思えました。

 

シンプルなことだけれど、

 

大事なことは、作りたてをすぐに食べる、

そういうことなんだなと思いました。

和菓子から、食を見つめなおすようなお話でした。

 

 

そこは、和菓子と同じくらい

 

 

一番街のことを深く深く考えているお店。

地元意識を持って、

この一番街があってこの場所でしかできないことは何か、

ずっと考え続けているお店でした。

 

単に作って売って、ではない

 

一つのお菓子に込めた思い、思想がある。

 

川越に来られたら誰もが来るランドマーク時の鐘。

 

お店の前を通るだけでは分からない、

真実の姿と職人の思いに踏み込みます。

 

 

☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*

 

 

 


川越の時の鐘がある地は、周囲と比べて高台になっています。
川越駅方面から自転車で来ると、その緩やかな傾斜が分かります。

 

少し坂を上がるような感じもあって、

ペダルを踏み込みながら時の鐘の由来を思います。


「当時の川越藩主が時刻を知らせる鐘の音が響くように、

時の鐘を高いところに建てたようです」

 

と、話しを聞きながら川越の歴史を感じる。

 

 

平成の時代になっても

 

毎日同時刻に時を告げる川越の時計塔。

そのすぐ隣にあるのが、

明治8年の創業から五代続く「福呂屋」さんです。


 


 

 

 

 

 

 

時の鐘のすぐ横という場所でありながら、

 

お客さんは地元の方が中心。

一番街が観光地化される前の日常使いの商店街の時代から

ひいきにしてくれている方がたくさんいて、

昔からのお客さんが今でも通ってくれています。

 

お店にあるお菓子は10種類くらい。
きんつば、どら焼、お団子にマフィン・芋パイなど焼き菓子などが揃います。

 

 

 

 

 

 




素材にこだわり、全部を自分たち親子で毎日手作りし、
誰が作ったものか顔の見えるお菓子屋さんです。

 

 

初代の高柳金太郎さんは、始め巾着袋を売るお店をやっていたそう。

 

現在の店主の鈴木さんで5代目となるお店のお菓子は、

和洋折衷のお菓子を手づくりで作られています。

 

 

先代までずっと和菓子を作り続け、

 

そこに新しい風を吹き込んだのが四代目から。

四代目のお父さんは洋菓子出身で新しい和菓子を創造し、

五代目の店主鈴木さんもフランス料理出身という経歴から、

和と洋のいいところを取り入れて新しいお菓子を生み出し、

現在お店の奥で親子で切磋琢磨し合っています。

 

福呂屋のこだわりといえば、きんつばです。

 

 

「もともと福呂屋といえばきんつば、と言われるくらい知られているものです。

 

代々受け継いだきんつばを守りつつ、

独自の道として4代目が力を入れてるのが

きんつばを洋風にアレンジしたもの」


小豆、抹茶、さつまいも、3種類ある生きんつばは福呂屋の人気商品です♪

 

 

 

和菓子の中でも特にきんつばは、

 

手作りにこだわるお店でないとなかなか見かけないお菓子です。
きんつばを置いている和菓子屋が少ない理由がある。

 

「きんつばは、どうしても手じゃないと焼けないんですよ」

 

 

生きんつばに、小江戸きんつばは男性に人気だといいます♪

 

 

福呂屋が他にはないこだわりと力を込めるお菓子が

 

手焼きのどら焼きは知ってもらいたいもの。

 

和菓子屋さんのどら焼きは、一般的にどういう風に焼いているか分かりますか??

 

 

ほとんどが機械で焼かれたもので、

 

短時間、省力化、均一にはなるけれど手作りとは違うかもしれない。。。

福呂屋は毎日手焼きで焼いていて、

手焼きならではのふっくらした生地の触感がたまらないです(*^o^*)

 

生地には2種類の小麦粉に、卵、砂糖。

 

シンプルな3つの素材です。

手でこねる時に気にかけるのは空気の含ませ具合と水分量だそうです。

 

 

 

 

 

 


「混ぜすぎると沈んじゃう。空気を入れながら泡立てて、

メレンゲのようにフワフワになるまで混ぜます」

 

混ぜるのもすくうのも優しい手つきで、

 

具合を手の感触と目で確認しながら生地を作ります。
生地作りは全部で30分。
これがお昼に鐘の鳴る前、

開店前の大事な仕込みです。

 

中に入れる餡子は、北海道の小豆を使用しています。

 

 

「うちは北海道のものしか使わないです」

 

 

ずっと北海道産を使い続けているのは、

 

空気が良いところのものは、やっぱり味もいいから。

小豆で最も気にかけるのは、煮方。

 

「煮て蒸らして砂糖入れて漬け込む。

 

餡子作りは二日かかるんです」

 

餡子作りはそんなに時間かかるものなんですね。。。

 

 

どら焼きは

 

生どら焼きにバターどら焼き、小豆どら焼き、栗どら焼きの4種類。
生どら焼と他のどら焼では、小豆の煮方が違うそう。

 

小豆にじっくりと自然な速度で味を染み込ませるのは、

 

ただただ時間を待つしかない。

 

鈴木さんは、焼くのも自身で行っています。

 

なんと、一枚一枚手で焼いていました。。。!


ここで焼かれているんですか??

入り口入って目の前に焼き台があり、

ここでいつもどら焼や最中、お餅を焼いています。

 

 



 

 

 

 

 

 

 

 



 


 

 

 

 

 

 

片面焼くのに1分ほど。裏返した時に漂う香ばしい香りがいいですね♪

 

どら焼きに使うのは2枚なので、

一つのどら焼きにとても労力が注がれていることが分かります。。。

そして入れる餡子も二日がかり。

ここまで手間を掛けているお店があることを知って欲しいです。


福呂屋のどら焼きは、見ているだけでは違いが分からないですが、
触ってみるとフワフワして
「手焼きってこんなに違うんだ!」
と納得します。どら焼きの生地って硬いイメージがあったのですが、

ふっくらして柔らかい。
手焼きってこんなに違うんだ!何度も口にしてました。

 

シンプルな素材を手間をかけて手作りする。

「お菓子は本来日持ちしないんですよ」

たくさんの原料を使って日持ちさせたものより、

 

日持ちしなくても自然なものを早く食べてもらいたい、と。。。


バターどら焼き絶品です♪

 

 

今、五代目として考える福呂屋のお菓子は、

 

 

もっと女性を意識したものを提供したいと語ります。
そして憩いの場として二階に鐘つき茶房を3年前から始めました。
茶房には、すぐ近くに着物レンタルのお店もあるので、

町歩きの小休止に着物で来られるも多いそう。
夏はかき氷を食べる方で賑わいます♪


二階の「鐘つき茶房」でいただく道くさセットが人気だというので、

階段を上がって隠れ家的な茶房に入ります。

 

福呂屋さんの二階にこんな素敵な空間があることは、

 

まだまだ知られていないかもしれません♪

まさに時の鐘のすぐ横で、

鐘楼に一番近い場所とも言えます(*^o^*)

このロケーションで頂く河越抹茶もいいですね。

 



(窓の外には時の鐘の胴体の影)

 

 

茶房では、河越抹茶やあんみつ、福餅など

 

甘味処としてさまざまなお菓子を提供していますが、

中でも道くさセットは、

河越抹茶とお団子が二本ついたセットで人気です♪

小江戸みたらし、和三盆ときなこ、黒ごま蜜、味噌だれ、お芋仕立て、からみ大根から

二つ選べます。


 

去年から作り始めたお団子には

 

豆腐と豆乳が使われています。

真っ白なお団子、食べてみると

もちもちっとした柔らかい触感で自然な甘みでした。

時間が経っても触感が変わらない。

こういうお団子は初めてで、新たな発見です♪


「豆腐は、大豆の使い方としてとても良い調理法だと思うんです」

鈴木さんは、体にも良いし大豆には大きな可能性を感じると話します。


最初、新たな団子を作ろうと考えた時に、
普通の団子ではつまらない、独自のものを作りたかったと語ります。
大豆を使ってみよう、と
四代目と一緒になって試行錯誤し開発した豆腐団子。

 

川越に団子屋さんは多いけれど、豆腐団子はここだけだと思います。
こだわったのは、

 


「食べた時に『何だろう?』と思わせるような

意外性のあるものにしたかったんです」


口に運ぶお客さんには、驚きとともに豆腐団子に興味を持ってもらえるそう。

和菓子職人ならではの素材を生かした技術で、

新しいお団子が生まれました。

 

道くさセットでお団子に合わせるのは、河越抹茶。

 

河越抹茶のことは以前記事にもしましたが、

河越茶Rebornプロジェクト

今の時代に復活し、日々川越の街に広まっている新たな魅力です。


 

 

 

 

(みたらしと黒ごまです♪)

 

新たに二階に鐘つき茶房を作り、道くさセットを開発した。

 

その真意を尋ねると、

 

「川越は城下町なので、やっぱり和を中心に考えているんです」

 

 

その中でも特に力を入れたいと言うのが、お茶。河越茶。

 

和菓子の名前が出るかと思いきや、お茶という言葉に少し驚きました。

 

「お菓子に限らず、新しい地域の産物を作っていきたいんです」

 

 

考えているのは、お菓子だけを作って売るだけでなく、

 

お茶をセットとすることで文化を創りたい、と。

だから和菓子屋さんでありながら、

お茶に力を入れようとしています。

 

福呂屋で提供される河越茶は、

 

抹茶ラテにほうじ茶のテイクアウトが人気で、

茶葉の販売もしています。

茶葉は煎茶、ほうじ茶、抹茶入り玄米茶。


テイクアウトのカップは福呂屋オリジナルです。

 

お菓子にとどまらず、文化を創りたいと思いを膨らませるのは、

 

一番街に来た方に、より深い川越体験をして欲しいという願いからです。

 

和菓子だけに終わらず、

 

一番街でしかできない体験とは・・・??

 

そう思いを巡らせるようになったのは、

 

鈴木さん自身が体験したことと無関係ではないと思います。。。

 


鈴木さんはもともとフランス料理出身の方。

 

ずっと都内のお店で働いていて、

一時期フランスの料理学校にも通っていた時期があった。

学校では、実際に現地のお店に実地研修に行くことがあり、

お店で見た光景が

今でも鮮明に目に焼き付いていると言います。

 

「働く人もお客さんも、

 

ヨーロッパの人は自分たちの歴史、文化をとても大事にしているのを感じたんです」

 

日本に帰って来た時に、

 

ルーツに対する意識でフランス人と日本人の意識のギャップを感じた。

それでも、都内のお店で働いている時はそこまで気にしなかったが、

生まれ育った川越に戻った時・・・

フランスで感じたあの気持ちが蘇ってきた。。。

 

それまでの福呂屋は地元の方がほとんどだったのが、

 

一番街が注目され観光客が増えてきたのが今から10年前くらい。

年々増える観光客に、

鈴木さんは川越の良さや川越らしさを感じてもらいたいと思うようになった。

川越や一番街のルーツを遡って知り、その上に自分たちの和菓子を繋げたかった。


フランスで衝撃を受けた体験を、地元川越なら実現できるのではと考えた。
いや、実現しなくてはと思った。

 

 

「和菓子は日本の伝統だと思うし、

 

 

日本の伝統、着物とか畳やお茶、日本にしかないものをもっと知りたいと思うようになったんです。

和菓子を考えるのはその先」

 

鈴木さん自身、茶道をやられる方で3年続けているそう。

 

 

「この場所で商売をやるということは、

 

川越の歴史、文化を伝えていかないと」

 

単にお菓子を買ってもらうだけでなく、

 

お菓子を通して何を提供できるか。
ここに休んでもらい、

単に休んでもらうだけでなく、

地域の産物を感じてもらいたい、だから河越茶に繋がり、

川越の深い体験を味わってもらいたいと考えています。

 

鈴木さんは、真っ直ぐな瞳で一番街にお店を構える想いを熱く語ります。

 

お茶は日本人にとって大事な飲み物。

そして、河越でかつて栄えていた河越茶。

和菓子とお茶を組み合わせることで、

ここでしか味わえない体験を提供しようとしています。



歴史を知ることは、今に繋がる道のりを知ること。
リレーのように繋いでくれた人たちを知り、今の大事さを噛みしめる。

店内に飾ってある昔の時の鐘の写真。

観光地の姿はなく、日常の風景に溶け込んでいます。


道も整備されていないけれど、生活の場という雰囲気がいいですね♪
昔は時の鐘の近くにお米屋さんがあったそう。

ふるいのタガが外れれば、直してくれるお店が近くにあった。
だからこの辺りはたがまちという地名がかつて付けられていた。
一番街はもともとは生活に馴染んだ商店街で、

必要なものが近くでまかなえて完結していた生活圏。

 

 

鐘つき茶房に展示されている、福呂屋が昔使っていた和菓子作り道具。

 

 

 

 

 



 

 


時の鐘の鐘の音を聞きながら、温かい河越抹茶をいただく。
こくりと飲んだあと、ほっと息を吐き

「川越は、いいものがたくさん残っているのに伝わっていないですよね」

そんなもどかしさも感じています。

確かに今、川越が城下町だったという意識が薄れつつあるように感じます。

実は街のあちこちに城の名残が残っていて、

七曲がりと呼ばれる曲がり角や丁字やかぎ曲がり、くの字といった道路形態が残ります。

 

鈴木さんには、城下町なら今も一番街に茶道具屋さんがあったり、

 

もっとお茶の香りが漂う風景があってもいいのでは、と思いを抱いています。

確かに一番街にお茶は合います。

だから、河越茶も猛プッシュしているんです♪

 

一番街周辺では、彩茶会に大茶会にお茶の催しが多く開かれます。

 

そういうイベントも知ってもらって、もっと河越のお茶を発信していきたいとも語っていました。


話し出すと止まらない熱い人柄です(*^^*)

川越街道にしても新河岸川にしても、川越にある一つひとつに意味がある、

そこを知り発信しないと意味がない、

それが川越で商売をする意味。


だから、
「一番街を守ってこられたお店の方々には感謝の気持ちです」
人が集まる環境を作ってくれた人たちに感謝の気持ちがいっぱいです。

「昔、この一帯は常蓮寺というお寺だったんですよ。

当時の住職が中院に祀られているんですよ」

江戸時代、時の鐘が建造される前、この地域一帯はお寺の中だった。
福呂屋もなんのお店も姿がなかった時代です。
そして時の鐘が建造され、明治になり初代がすぐ横にお店を構えた。
始めから和菓子ではなかったそう。

 

「初代は袋物扱っていたんですよ」

 

 

今の福呂屋の包装紙には、巾着袋のイラスト(*^^*)

 

袋屋だから福呂屋なんです。

明治時代、

だんだんと川越に小麦粉が流通するようになって、

初代はお饅頭を作るようになったんだそう。

その時の川越はお菓子屋さん絶頂期ともいえる時で、

たくさんのお店が軒を連ねた時代。
初代は和菓子を発展させ、綿々と続いて今で五代目です。


福呂屋は、川越らしさを感じられるお店です。
一番街があって、この場所にしかない体験は、を常に考えている鈴木さん。
こういう意識のお店が増えると、川越がもっと魅力的になりますね。


和菓子って可能性を秘めたものですか?

「和菓子はまだまだいろんなことができると思います。なにより和菓子って美味しいと思うんです。
でも日持ちしない」

お客さんから、お菓子はどのくらい日持ちしますか?と聞かれることが多いそうだけど、
でも和菓子の本当は、その日のうちに食べてもらうのが一番だ、と。

作ったものをすぐに食べてもらいたい、
それは職人の本音だと思います。

 

日持ちがしないものだから安心して食べられる、

 

それは新鮮だという安心感でもあって。
食に真摯に向き合う職人の話は、聞いているうちに心が洗い流されるようでした。
和菓子を通して、食べ物の本来の話しに触れられました。

お店を出て時の鐘を見上げる。
変わらずにあることの貴重さを改めて感じます。
時の鐘と横には福呂屋、この並びでこれからも残っていきますように。。。

時の鐘から駅の方へ自転車を走らせる。
高台から緩やかな坂を下って、心なしかペダルを軽やかに帰りました。。。♪

 

「福呂屋」

 

川越市幸町15-1

10:00~19:00

不定休

 





 

 


 

 

 

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