川越の霞ヶ関。
角栄商店街を抜けて、小畦川を越える。
たった一本の川だけど、
この川を境に風景ががらっと変わる。
住宅の雰囲気から一面田んぼへ。
川越の吉田。
十代続く農家さん、なんていうのがザラで、
昔からずっと続いている川越の田園風景。
川越には海はないけれど、
黄金色の海原ならたくさんある。
9月、今年もまた、
お米の収穫の時を迎えました。♪
稲穂が、重そうに頭を垂れていました。(*^o^*)
川越の「自然」というのを、伝えたいなと思っていたんです。
サツマイモのイメージがある川越、
でも最も作られている農作物は米であったり、と
駅がある中心部から少し離れると、
あちこちに田園風景が広がる街でもある。♪
素敵なお店を紹介するのも好き、
イベントに参加するのも好き、
でも川越はそれだけじゃなく、
自然豊かな所もある事を知って欲しいなって。
お米の事、サツマイモの事、林の事、
これからそういう川越も
少しずつ紹介できたらと思います。
吉田の田んぼには、
ビオトープが作られ、トンボに蛙にイトミミズ、名前が分からない生物たちが、
たくさんの方が参加していました。♪
川越に「みなみかぜ いきいき田んぼの会」というのがあって、
この会が吉田にあるニ反の田んぼで、
無農薬・化学肥料不使用
有機栽培のお米を毎年作っているんです。
今年で5回目になるそう。
田んぼは、地域交流センターみなみかぜのすぐ目の前ですね。
去年は700kgのお米を収穫したそうです。
無農薬だから、養分が豊富。♪
田んぼは、全てが手作り手作業で、
種蒔きから、
田んぼさらい、
苗つくり、
畦草刈り、
田植え、
生き物調査、
草取り、
畦草取り、
案山子つくり、
稲刈り、
はざ掛け、
足踏み脱穀、
精米、と自分たちの手で有機米を作っています。
真面目に米作りに取り組みつつ、
田植え前に、泥んこになりながら綱引きやったり、
イベントも多数やっているのも特徴。♪
案山子つくりイベントに、
今回の稲刈りもイベントで、
楽しみながら進んでいるんですね。
米作り、というそれだけではなく、
自然と触れ合うのもテーマになっている活動です。
そして、春から続けてきた今年の田んぼ、
今回
その稲刈りの様子を見させてもらいました。!
稲刈りイベントには、
会の方に、今回初めて来たという地域の方もたくさんいて、
自然に触れられるイベントになってますね。♪
子どもたちは、生物探しに夢中です。(*^o^*)
それでは・・・
鎌を手にして・・・
トラクターを使わずもちろん手作業、
レッツ稲刈り!!
稲の青くさい香り、足がズブっと入っていく土の感触、
視界に動くものがたくさんあって、それが全部生物。
たった稲刈り体験だけだけど、
暑い中の作業は、
食べる事って大変、、、と痛感します。
でも
それ以上に、生物がたくさんいて感動しますよ~。
虫カゴ持参の子が多かった。(-^□^-)
「土作りから始まって、ほとんどの工程が
生物に頑張ってもらってお米を作る、
人間はそのお手伝い」
ここは、『生物多様性有機農法』という名の通り、
田んぼは生物の宝庫です。♪
タニシ、ホウネンエビもたくさんいましたよ。
知らなかった発見、クモって立派な益虫なんですね。
会の方の言葉が印象的でした。。。
「想像する生物は大体田んぼにいますよ」
それだけ宝庫という事ですね。
「自然」というと、
木がたくさんあって川があって、と想像するけど、
田んぼもまさに自然。大自然。
林よりもむしろ生物に溢れていますよ~。
視界に常に動くものがあるんですもん。(*^o^*)
それが全部生きている命。
ここにはまず、ミジンコがいて、
ミジンコを食べるイトミミズがいる。
イトミミズを食べる蛙がいて、
蛙を食べる鳥がいる。
鳥がフンをして、
それが土の養分になる。
命がぐるぐる循環している様が、
田んぼという場所で体験できます。ヽ(゚◇゚ )ノ
今回、この会の事を知って、来る事ができたのは、
この方のおかげ。。。
9月6日に川越市民会館で行った朗読劇「月光の夏 」。
その舞台に一緒に出たノブさんがここの会員で、
「稲刈りあるから、ぜひ見に来て!」と誘ってくれたんです。♪
ありがとうございます。!
川越の米作りを見てみたいと思っていたので、
この偶然というか縁に感謝。!
見に行くつもりで、
結局お手伝い要因にかり出され。。。(*^o^*)
大勢の方が参加していたので、
予定より早く終わりました。!
人がいるとやっぱり早いですね。
会では、力仕事できる人が欲しいのもあって、
なんだか期待寄せられている。。。ような??(*^.^*)
ノブさんに頼まれたらやりますよ~。
そうじゃなくても、川越の米作りを
春から秋まで見てみたいです。
有機栽培なので、地道な草取りが続くけど、
楽しめる催しがいろいろあるのがいいですね。♪
種の殺菌(薬ではなくお湯で)から
4月に手で種を蒔き、
5月の泥んこDAY、
6月に手植えに、
生き物調査(ドジョウ、卵からかえったオタマジャクシが田んぼに入り、
カモの親子のえさ場になる)
8月の案山子作り、
9月の稲刈り、
10月お米をみんなで食べる収穫祭り。
いきいき田んぼの会、
来年はその活動を、一年を通して記録したいです。
今回は、ゲスト的な感じだったけど、
来年は会員になろうと思います。♪
年間¥2000で、自然に触れられて、いろんなイベント参加できて、
米2kg貰えるって凄くないですか。ヽ(゚◇゚ )ノ
無農薬の米って、買うと高いですし。。。
川越には、熱く活動している方が本当に多いですね。
稲刈りに参加してまた縁ができて、
「川越の自然」をテーマに動いている方と出会いました。
こんなにいるんですね。!
引き続き、ぜひ伝えていきたいので、
川越の自然、
これからも面白い事が紹介できそうです。♪
お楽しみに。!
(今回、一番大きかった蛙(*^o^*))