わたしの好きなあの人に
お仕事を手伝ってもらってる
プチ初老ころん。


あの人に
一つ結論を
出してもらった後で
さらなる業務を
お願いする。


「これも
 数字を分けないと
 いけないんです。


 でもね。


 一つの業務の中に
 すべての分野が
 入ってるじゃないですか。


 分けようがないですよね。」



いかにこの業務が
矛盾してるのかを
あの人に伝える。


きちんとした性格のあの人は
前回の数字を
ていねいに確認する。


その数字が
割と細かい単位で
記載されていたので


「これ
 売上を一つ一つ
 拾っていって
 あげてるんとちゃう?」



あの人は
数字の根拠を
推測する。


でも
一つの仕事の中に
分けろとされている
いくつかの業務が入ってるので
わたしの判断では
どの売上を
どの分野にあてはめるのかが
分からないと
再びわたしは
同じことを訴える。


「前回は
 Mさんが
 乞食部長に
 聞きながら
 したんだと思うんですけど…。」



わたしは
退職したMさんと
転勤になった乞食部長の
名前をあげた。



乞食部長に
聞いてみたら?


とあの人がいうので


「でも
 今度いつ来られるか
 分からないし…。」



わたしは
ぜひとも
あの人に
この業務を
お願いしたい主旨を伝える。


するとあの人は
小さな親切
余計なお世話なことに…。


とっても
親切なあの人は
わざわざ
乞食部長の
スケジュールを
確認してくれた。



こちらに来る予定は
見当たらなかった。


急ぎの仕事なん?



あの人がさらに
乞食部長に確認することを
進める。


急ぎの仕事ではないけれども
乞食部長と
なるべく関わりたくない
わたしは
何とかあの人に
お願いしようとする。


メールで聞いてみたら?


というあの人に


「メールの返事
 くれやーらへんもん。


 くれはりますか?


 吉川課長のことは
 大好きやし
 くれはるんやわ。」



わたしは
乞食部長が
使えないという趣旨を
さらに訴えてみる。


「ざっくりした数字で
 いいと思うんです。」



テキトーでいいから
ちゃちゃっとやっちゃってという
遠回しのわたしの言い分は
あの人の


「でも
 Mさんも
 ちゃんと
 聞きながら
 数字出してるみたいやしな。」


という
正論で打ち砕かれた。


おっしゃる通りです。


わたしは
今後一切
関わりたくないと考えていた
乞食部長に
結局聞かないといけないという
結論を
あの人に導かれてしまった。


でも
面倒だから
乞食部長の代わりに
今の部長に
聞いちゃった。


前回の数字から
比率を出して
適当に
あげといて~って
答えだった。


なので
結局
わたしの判断で
テキトーに
数字あげちゃった。


テヘッ。


あの人が
親身になって
手伝ってくれたことを
無に返す
愛のない女。


とはいえ
乞食部長の転勤は
わたしにとっては
二重のラッキーだった。


一つは
仕事にたいする考えが
合わない
バカボスとの決別というラッキー。


そして
今まで乞食部長に
確認をお願いしていたことを
これからは
わたしの好きなあの人に
聞けばいい、


あの人と
関わる機会が増えたという
ラッキーだ。


ありがとう!
乞食部長の転勤よ!



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