朝晩は、涼しく感じられる事とかあるようですが・・・昼間は夏の名残のような残暑です。涼しさが感じられたら身体には、堪える時とか遭ったりしています。
夕暮れ時に・・・何処から秋の虫の鳴き声ともに夏にセミの鳴き声からのバトンタッチなのでしょうか・・・セミ亡骸が寂しげに感じられたのは・・・何年も土の中で外での期間が一週間余りと短いひと時の命を伝えて静かな亡骸に土を被せ落ち葉を散らさせて貰えた夕暮れでした。
俳 諧
松尾芭蕉
閑さや 岩に染み入る蝉の声
井原西鶴
蝉聞きて夫婦いさかひ恥づるかな
与謝野蕪村
蝉も寝る頃や衣の袖畳み
向井去来
住みかへよ人見の松の蝉の声
秋風や白木の弓に弦はらん
俳 句
正岡子規
一筋の夕日に蝉の飛んで行
寺田寅彦
蝉鳴くや松の鞘に千曲川
クマゼミ
体色は黒く、頭部と胸部が幅広い。おもに西日本の平地に分布するが、20世紀後半頃から東日本でも分布を広げている。地球温暖化の影響も考えられるが、人為的移入やヒートアイランド現象の影響も考えられ、単に温暖化が原因と断じることはできない。朝や雨上がりの日差しが強くなる時間帯に腹をふるわせながら「シャンシャンシャンシャン……」と大声で鳴ています。
アブラゼミ
クマゼミやエゾゼミよりやや小さい。セミの翅は一般的に透明だが、本種は不透明な褐色をしている。いろいろな木に止まる。都市部の公園等にも多い。午後の日が傾きかけた時間帯によく鳴き、「ジジジジジ……」という鳴き声は夏の暑さを増幅するような響きがあるようです。