素敵な陶磁器がいっぱいでしたね
在韓日本人ネットワークブログ記者団で参加した”聞慶モニターツアー” 。最初に行ったのは”陶泉陶磁美術館(도천 도자미술관/トジョントジャミスルグァン)”。
こちらは、韓国の人間文化財として知られている陶芸の名匠”千漢鳳(천한봉/チョン・ハンボン)”先生の窯元と陶磁美術館です。
聞慶は、石灰岩地帯が発達していて、陶磁器生産に適した質の良い土があるのだそう。200ヶ所以上の陶窯跡が残っており、陶磁器文化や伝統を見ることができる場所。現在も薪窯を使用する伝統的スタイルを引き継いでいる陶窯がある場所でもあります。
美術館があるのは、田畑に囲まれた細い道を進んでいった・・・緑に囲まれた自然の中。そこに、こじんまりとした美術館がありました。
チョン・ハンボン先生は、東京生まれ。美術館は、先生自らが流暢な日本語で案内してくれました。
”陶泉陶磁美術館には、チョン・ハンボン先生の生涯の夢が溶け込んでいるところだ”
パンフレットの中にあった上の言葉がとても印象的。先生は日本で大井戸茶碗を手にした時の感動を「韓国でもたくさんの人に鑑賞してほしい」と、私財を投じて美術館を作ったのだそう。
先生の作品はもちろん、聞慶地域の陶磁器などが展示。
日本の皇室の花瓶を製作した事があり、日本と韓国間の芸術文化交流に寄与したとして旭日双光章を、韓国では大統領表彰を受けていらっしゃり、それを見ることもできましたよ。
ヨン様こと、ぺ・ヨンジュンさんが陶芸を習い”韓国の美をたどる旅”という本で紹介したそうですよ。
先生を紹介した日本の雑誌なども展示。
作品を購入することもできます。日本人に人気なのは、下の↓鶴が描かれた茶碗だそう。
最後に、先生の作品でお茶をいただきましたよ。色んな茶碗があったのですが・・・私が選んだのはこちら↓。中にある絵が、花びらのようで金魚のようで・・・手にしっとりと馴染んで素敵でした。
すっごい先生だと思うんです。でも謙虚で親しみやすい感じで、記者団メンバーと気さくに会話や写真撮影をする様子が印象的でした。
住所: 慶尚北道 聞慶市 聞慶邑 唐浦里137-1(경북 문경시 문경읍 당포리137-1)
電話番号:054-572-3090
アクセス:
①東ソウル総合バスターミナルからバスに乗り、聞慶公用バス停留場で下車。(約2時間10分所要)。
②タクシーに乗車し美術館へ(約15分所要)
|
★在韓日本人ネットワーク★ ブログ→http://ameblo.jp/ktojapannetwork/ facebook→https://www.facebook.com/japannetwork |