アドベントカレンダーからいらっしゃった皆様、はじめましてかな?二度目ましてかな?

去年に引き続き参加させていただいております、けいこと申します。

(去年の記事はこちらです)

まあ簡単に自己紹介をさせていただくと、

高田保則選手きっかけにベルマーレを応援し始め、

ヤス君の応援サイト「ボンジュールヤスノリ!」を運営しておりまして、

去年までは永木選手の天然に頭抱える日々を送っておりましたが、

その永木選手が鹿島に移籍し、

かと思ったらマリノス時代から応援していた端戸選手が加入し。

ああ、ベルマーレはてんね・・・いや個性的な選手を引き付けるなと思いながら、

今日も懲りずに横浜から平塚まで通い続けている、という日常でございます。

応援モットーは「汝、母のような包容力で見守るべし」です。

 

で、今回のアドベントカレンダーなんですが、

最初は「学生生活とサポーターをどう両立していたか」という話を書こうと思っていたんです。

実際それで下書きもしてみたんですが、うん、面白くないなと(笑)

だって聞きたいですか、試合のために土曜の全学必修授業を再履に回したとか、

月曜の午前中と水曜四限は意地でも授業入れなかったとかそういう話(笑)

なので、今回は自分のもう一つの属性である、

「バンギャル」(ヴィジュアル系バンドのファン)という側面から、

いろいろ書いてみようかなと思ったわけです。

他の趣味とベルマーレの応援とを両立していらっしゃるという方も、

たくさんいらっしゃると思いますし、そういう方向から書いてみても面白いかなと。

というわけで、そのテーマでお話をさせていただきたいと思います。

また長くなるかと思いますが、お付き合いいただけると嬉しいです。

 

まずは、本題に入る前に軽く今年を振り返ってみると

私自身が体調を崩してしまったり、

持病の治療に本腰を入れたり、それと並行して資格試験の勉強をしたり、

プライベートがバタバタしていて、

毎試合スタジアムに行く、ということができない一年でした。

特に、持病の治療の本格化と、試験勉強の追い込みの期間に、

YOSHIKIさん主催のフェスが突然ぶっこまれた大きな連敗が重なってしまって、

声を送りたくても現地に行けないもどかしさを、すごく味わった一年でした。

本当はスタジアムに行って選手に声を送りたいのに、体はひとつしかない。

だから、無茶をせず、自分のペースで応援するのが一番だなというのもそうですが、

やっぱり体は大事にしないとなというのも痛感したり。

だからホーム最終戦、やっとスタジアムに戻れて、

しかもその試合を勝利で飾れて。

なんだかいろいろ思い出して、涙が出るかと思いました。

リーグ戦が終わっても天皇杯が残っているという幸せも、今年はありますしね。

でもその日はLUNA SEAのクリスマスライブ・・・ぐはあ(崩れ落ちる)

 

で、本題に入るのですが。

そもそも私がサポーターと兼任している「バンギャル」ってなんですか?というお話です。

まあこのあたりいろいろ定義があいまいだったり、

いろいろ特殊な文化があるので、短い文章で説明するのが難しいのですが、

簡単にいうと「ヴィジュアル系バンドを愛聴してライブに通う女の子のこと」でしょうか。

実は、私はベルマーレのサポーターになる前からヴィジュアル系バンドを愛聴していて、

ライブやイベントにもちらほら行っていたんですよね。

だから、実はバンギャル活動のほうが先なのです。

 

というか、これはヴィジュアル系ロキノン系アイドルの現場、声優さんの現場でもあるかな、

すべてにおいていえる話なのですが、

「試合の日に地元ワンマンを入れないで」というのがありましてね(笑)

今年は十代の頃に追いかけていたバンドがいきなり単発の再結成ツアーをやると言ったり、

4年ほど活動を休止していた大好きなバンドが復活ライブをやったりで、

バンギャル的にはすごく忙しい一年間でした。

でもね「たのむから!たのむからホームゲームだけは行かせてください!」という

私の願いとは裏腹に、

これでもかと重なるライブ日程!(どんっ!)ハシゴもできないスケジュール!(どんっ!)

どちらかを取るかという究極の選択!(さらにどんっ!)

まあ、常に我々は「ビアンカかフローラか」レベルの選択を

突き付けられているといっても過言ではないかと。

過去にはいろいろありましたね、バンドのライブを蹴って試合に行ったら、

そのバンドのメンバーに逮捕者が出て活動自粛→解散になったとか。

逆にライブを取ったら、その日好きな選手が久しぶりにスタメンだったとか。

まあ、世の中そういう風にできてるよね、という感じで。

 

そういえば、ほんとに大昔の話になるんですけど、

ヤス君が一回監督と衝突して試合に出してもらえなかったという時期がありましてね。

(自伝によるとそういうことらしい。当時は怪我長引いてるなぐらいにしか思ってなかった)

やっとその謹慎がとけて「次の試合から出れそうだ」という話がどこからか聞こえてきて、

「よかったですね、けいこさん来ますよね?」と言われた試合を、

「ごめんなさいその日は新宿でライブです」と泣く泣く蹴ったという話があるので、

なんというか、私の行動15年以上前から全く変わってない(笑)

 

あとこれはベルサポならではの悩みかもなんですが、

「2月の週末にライブ入れないでくれ」という(笑)

まあ、ぼちぼち来年のライブ予定が発表される時期になりましたが、

ベルサポ兼任バンギャが一番恐れるのは、2月の週末ライブ。

2月はベルマーレワンダーランドに行くことを前提に予定を組んでいるので、

その日にライブがかぶっても絶対にワンダーランドを取ると決めているのです。

でもね、意外とぶっこまれるんですよねー、2月の週末ってねー。

実は今現在わかっているだけで、2バンドほど・・・・。

そのうちのひとつのバンドは、先輩バンドの武道館公演に駆け付けるために、

わざわざ毎年恒例の2月ライブ(日付も決まっている)を、

その週末にずらしてくれたという男気エピソードなのですよ。

まあ発表になった会場で「よりによって・・・よりによってその日・・・」と、

頭抱えてたのは私だけでしょう(笑)

まあ、新体制発表がないとワンダーランドの日程もわからないので、

気長に待って日付かぶらずチケット残ってたら行くという、

2月のライブスタンスはこれも昔から変わっておりません。

そして、シーズンオフの11月終わりから1月初めにかけて、

怒涛のライブラッシュのスケジュールを組むのも、

これヴィジュアル系じゃなくても音楽系のライブやイベント行ってる人の、

あるある話かもしれないなと思うのですが、いかがでしょう?

 

というか、なんでそもそもこのテーマで書こうと思ったのか、という話ですが。

なんでか今年、バンギャルとサポーターを兼任している人とたくさん出会ったこと、

バンドマンの中でもサッカー好きだということを公言している方(ごひいきクラブのある方)と、

今年幸運にもイベントでお話をさせていただく機会があったということが大きいかと。

特にお名前を上げさせていただくとしたら、

wyseのギタリストHIROさん(レッズサポーター)

摩天楼オペラのキーボーディスト彩雨さん(マリノスサポーター)でしょうか。

応援しているチームは違えど、サッカーという共通の趣味があると、

イベントなどで話をふりやすい、というのはあるのですよね。

そしてお話しさせていただいたり、お二方のブログやTwitterを拝見していると、

お二方とも、とても熱いサッカー愛をお持ちなのですよね。

だからそろそろ出てきて、ベルサポのバンドマンさん!

あとKAMIJOさん(平塚出身のメタルボーカリスト)

私はあなたのスポンサー就任を諦めない!(この話ももう15年ぐらい言ってるな・笑)

 

話戻しまして。

もちろん、サッカーだけが趣味、という方もいらっしゃると思うのですが、

仕事や学業と両立しながらサポをやっている人、

私のように他の趣味と両立させながらサポをやってる人、

あと、私の場合は持病の治療も並行してやっていたりするので、

とにかく、サポーターと一口にいってもいろいろな人がいらっしゃると思うのですね。

だから、そういうバラバラな人たちが「ベルマーレが好き」「サッカーが好き」で、

一緒に声を出せるって、とっても素晴らしいことだと思うんです。

前回のアドベントカレンダーにも書いた話なのですが、

子供の頃いじめにあって、世界そのものから拒絶されたかのような恐怖を味わった私に、

生きる場所をくれたのがベルマーレなのですよ。

なので、相手がどういう環境だとか関係なく、

「みんなで」「楽しく」ベルマーレを応援していけたらいいな、

自分にもそのお手伝いができたらいいな、という気持ちはすごくあるんですね。

これがチームのいう「たのしめてるか」であり、

自分を救ってくれたチームへの恩返しだと、私は思っています。

 

来年、厳しいシーズンになることは覚悟しています。

1年で昇格できるのか、それとも何年もかけて上を目指すことになるのか、

今考えても仕方のないことなのですが、やはり心配ではあるのです。

それにヴィジュアル系界隈も一時に比べてシーンが活性化してなくて、

口々にアーティストさんたちが現状への危機感を口にしているような状況でして。

とはいえ、自分は楽しむだけだと。

今の試合を、目の前のライブを、「たのしめている」自分でありたいと思うのです。

不思議なことにですね、ベルマーレで学んだことはバンギャルの現場で生かせたりしますし、

(イベントとかでメンバーさんとお話しさせていただくとき、

 いつも適度な距離でお話しができるなと思うのもワンダーランドで訓練されているからかと)

バンギャルの現場で痛感したことは、

サッカーではやらないでおこうと思ったりはしますし。

(これはさすがにエグすぎるので書けないけど・笑)

いつまでも自分は、この相互のインプットとアウトプットを繰り返しながら、

「バンギャルサポーター」であり続けるのかな、なんて思ったりする今日この頃です。

「楽しくなければ人生じゃない」という言葉の意味が、

なんだか最近になってわかってきたような、こないような。

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 今を生きてくこと 今を感じること 怖いなんて思わないでいい

 失敗してもただ納得できるほうがいいさ 悔やみたくはない

 駆け抜けてく風を 全身で受け止め 自分の身体 存在を確かめた

 息を吹き返した 僕はどこへでも行けるだろう 僕が望むまま

 あの頃 夢見ていた理想の自分を追って

 

 摩天楼オペラ「Double Clutch」より。全文はこちら

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長い文章をお読みいただきありがとうございました。

来年もスタジアムで、ライブハウスでお会いしましょう!

天皇杯はさいたまスーパーアリーナから念を飛ばします。

きっと秦野出身のLUNA SEAもベルマーレを応援してくれるはずだ(乱暴すぎる・笑)

なので横浜まで戻ってきてね!吉報を待ってます!