今日は9時10分前から南木曽小学校へ。

9時から小学生に「木曽踊り」の指導。

 

26日の、南木曽小学校の運動会で、最後に「木曽踊り」を行う。

木曽地方の小学校では、昔は必ず「木曽踊り」を踊っていたが、今でも他の小学校で行われているかは知らない。

 

妻籠小学校が読書小学校に統合された後、カセットテープやCDで歌を流し、踊るのが一般的になっていたが、20年くらい前に学校に申し出て、三~四人ボランティアに行き、生歌で踊ってもらっている。

 

毎年早くにボランティアの要請文書が来るのだが、今年は来ないのでどうしたのかと思っていたら、一昨日文書が来た。

こちらから売り込むものではないので、もう少し早く連絡があると嬉しい。

 

二年生以上は毎年なので覚えているし、何日前だかにもCDで練習していて、三十分の予定だったが直ぐ踊れたので二十分ほどで終了。

一人で唄うと苦しいのと、いきなり声を出したので途中で苦しくなったが、何とか責任は果たした。

 

昨年までは保護者は自由参加。

「積極的なお子さんを育てたい保護者の皆さんは、積極的に参加をお願いします」と呼びかけるのだが、出てくる保護者は少ない。

 

今年は親子競技として行うとの事で、その点では多くの保護者が出てくれるだろう。

校長先生にも「新年度のPTA総会の時に、十分でも好いから踊りの練習をすると、自信を持って踊れるのではないですか?」と申上げておいたが、踊りを知らない保護者は出て来づらい。

 

 

 9時40分頃家に帰ったが、9時半から愛知県の I 中学校二年生による「五平餅つくり体験」の生徒十二名を受け入れていて、妻が一人で忙しくしていたので一緒に指導にあたる。

 

六人ずつのグループに分け、一つは胡桃を割り、抜く作業。

もう一つのグループは、胡麻と抜いた胡桃を擦ってもらう。

 

三十分で作業を交代し、全員に体験してもらった後、ご飯を半殺しにし、各自で二本分を丸めて串に刺して、焼くのは私が囲炉裏の火と炭で焼いたが、タレをつけると重くなる。

慣れないためバランスが悪く、串がクルクル回ってしまったり、落ちそうになるので箸で支えたりしてやっと焼いた。

 

焼きたてを食べてもらったが、自分で作業したこともあり、「美味しい!」というのは本心だろう。

 

作業中や食べている間も、様々な質問に答える。

 

答えるついでに伝統を守るということについて、民謡も受け継いで欲しいと言って「木曽節」を唄って聞いてもらった。

 

12時半頃帰って行ったが、五平餅作りを通して、いろんなものが心に残ってくれたら・・と、期待している。

 

 

 木曽部会の大会の準備で、御製謹詠を私なりに符付けして、これをプログラムの最初に載せる。

 

私は博士では無いが、詩吟の産みの親の丸山先生と、育ての親の古根先生の、お二人の恩を忘れたことは無い。