家の横の柿を採って、皮を剝いて干し終わったので、今度は少し離れた沢沿いにある柿をもぐことにした。


一週間見ていなかったら、その間に猿に食べられていた。


猿は先端のほうをかじって食べかけで捨てたり、枝にそのままにしておいたりして行く。


猿が食べかけた柿は、人間は食べない。


渋柿は傷をつけるとそこから熟して甘くなるので、何日かして甘くなった頃、またやって来て食べていく。


   


来ていた長女のところの次女、小学一年生の孫が手伝ってくれて本当に助かった。


私が木に登ってもいだり、下でもいだ竿の先の柿を外してくれる。


   

食べられていない柿が四十個くらいあったが、同じくらい食べられていた。


   

   

「もう要らないから、かめやまに持っていってあげて」と妻が言うので、今日採ったものを従姉のところに持って行って上げたが、猿に食われたのに腹が立つ。


食べられた柿はまとめて、土の中に埋けておこうと思っている。



 明日の「文化文政風俗絵巻の行列」を前にして、妻籠観光協会公認記録カメラマンのOさんと、常連で今回の行列に始めて参加する春日井のNさんが泊まっている。


囲炉裏端で、初めて顔を合わせた二人を紹介して引き合わせたら、その後は仲良く話が盛り上がり、Nさんは「晴れているときは、日向より日陰のほうが写りが好い」「寺下地区の、私がいる撮影ポイントではゆっくり歩くように」等とOさんからアドバイスをもらって喜んでいた。


 他にオーストラリア人のご夫婦が一組。

今日は妻籠の奥谷郷土館等を見て来られたようだが、明日は行列を見てから、南木曽を午後二時代の電車に乗り、京都で泊まる予定らしい。


四人で和気藹々の雰囲気に、宿の主人としては嬉しい限り。


私も明日の準備をしなくては・・。

お休みなさい。