PC88用 ROLLING PAPERS (COMIX 光栄) 1985年
PC88用アクションパズルゲーム
『ローリング ペーパーズ ROLLING PAPERS / COMIX(光栄)』
です。
1985年に発売されました。
光栄(KOEI コーエー ※現コーエーテクモゲームス)が
COMIX(コミックス)ブランドで発売したゲームです。
別ブランドとは言え、当時のI/O等の雑誌広告では
光栄の見開き広告ページの次ページに見開きで広告を載せていたり
COMIX広告ページ内でも光栄の別ブランドであることを
告げていたりしていました。
光栄(KOEI コーエー ※現コーエーテクモゲームス)ブランドが
歴史物等のシミュレーションゲームを中心に
発売していたブランドであった為、
COMIX(コミックス)ブランドではそれ以外のゲームを中心とした
ブランドにしたかったのかもしれません。
COMIX(コミックス)ブランドではこのようなゲームも発売していました
PC88用ゲーム マイ・ロリータ MY LOLITA (COMIX 光栄) 1984年
画面上部にいるキャラクターたちの中には
・ローリングペーパー(巻紙 トイレットペーパーだね)
・ウンチ
・股間にシミがあるトランクス
があります。
一番左がプレイヤーが操作するキャラクターです。
一番右がプレイヤーキャラの彼女であるアロマちゃんです。
このゲームは各面(各SCENE)において
自宅から彼女の家まで辿り着けばクリアです。
操作はテンキーのみです。
このゲームは"ハマり(ゲームを進めることが出来なくなる状態)"が
あるので、ギブアップがあります。
ゲームを始めないままでいると1面を使ったデモプレイが始まります。
ゲームスタート!
行く手を阻もうとする敵キャラクター達
1面の敵は
ハチ , 股間が濡れたトランクス(以降トランクス) , ウンチ
です。
画面上に置いてあるローリングペーパー
これらを上手く利用しなければなりません。
敵キャラクターは
・ローリングペーパーで敵を挟み込む
・ローリングペーパーを敵の頭上に落す
これらの方法で倒すことが出来ます。
ハチは倒しましたがローリングペーパーを押し過ぎてしまいました。
こうなると階段を下りることが出来ません。
つまり"ハマり"の状態です。
ギブアップをしなければなりません。
結構細かな操作が要求されるゲームです。
再プレイ
このように足場として使うことが出来ます。
これで先へと進めるようになります。
この辺りはフラッピーのブルーストーンに似ています。
(フラッピーの通常ストーンは壊すことが出来るけど
ローリングペーパーは壊すことが出来ないからね)
ちなみに先程落して積み重なっている
下のローリングペーパーを押すと……
また、このように2つのローリングペーパーを
くっつけてしまうと、これ以上押すことが出来ない為
"ハマり"状態になってしまうことが多いです。
これはウンチに捕まりやられてしまったシーンです。
うーん、屈辱的だね。
(何度目かの再プレイ)
すると画面右下(右端)から彼女(アロマちゃん)が
駆け寄ってきてキスをしてくれます。
『ってアロマちゃんは家にいなかったのかよ!』
などと言ってはいけません。
これもゲームの演出なんです。
この面の敵キャラは3体です。
トランクスとウンチはそのままですが
2面ではハチの代わりにタコが登場します。
うーん、トランクスとウンチに製作者の拘りを感じます。
ローリングペーパーを落してトランクスを潰しました。
もう1つここにローリングペーパーを落せばゴールへの道が開けます。
ゲームオーバー後は"クラス"が表示されます。
2面でやられてしまったのでビギナークラスと認定されました。
なかなか難しいゲームです。
作り手はある程度の難易度を持たせたアクションパズルゲームを
作りたかったのかもしれません。
実際それは実現されていると思います。
しかしローリングペーパーで敵を挟む時など
"ちょっと押し過ぎただけ"でハマり状態になりますし
敵は確実に追ってきますし、2面目で既に難しいです。
爽快感も無くゲームとしてはイマイチの様な気がします。
光栄はシミュレーションゲームを作っている方が良いと思いました。
実際、COMIXブランドのゲームは何作品(10作品も無いと思います)
かは作られ宣伝されていましたが、
その後は雑誌広告すら載らなくなりました。
END