X1用ソフト やりたい放題 (全流通) 1988年
X1用ソフト
『やりたい放題 / 全流通 (開発 ルシファーソフト)』
です。
1980年代にアダルトソフトを発売していたソフトハウス"全流通"
スタジオエンジェルやルシファーソフト等
他のソフトハウスが開発したゲームの販売も行っていました。
ヒット作と言える作品があるかどうかは分かりませんが、
全流通のソフトで(おそらく)唯一続編が発売されたソフトが
今回紹介する『やりたい放題』です。
このソフトはある程度は売れたのかもしれません。
こちらがタイトル画面です。
ランドセルを背負った**生が描かれています。
まあタイトル画面だけなら問題ないよね。
それではゲームスタート!
まず最初に4人の女性からターゲットの女性を選びます。
おいらは右上の女性を選びました。
全流通のゲームは2-4択から選んで進めるゲームが殆どです。
『やりたい放題』も同じシステムの為、
マニュアルも引っ張り出さずにゲームを進めます。
あれ?最初の選択画面で右下にいた女の子が登場しました。
キー入力を間違えたのかな?
まあいいや、このままゲームを進めます。
電話を掛けたいのに10円玉を持っておらず困っているようです。
おいらはケチな事をせずテレホンカードを差し出しました。
女の子『ありがとうございます。すぐにお返しします』
電話を終えた女の子はテレホンカードを返そうとしますが
クールなおいらは女の子にテレホンカードをあげることにしました。
すると女の子は
『代わりにライターを受け取ってください。
私はたばこを吸わないので』
とライターを差し出してきました。
女の子の面子を潰さないようにライターを受け取るクールなおいら
女の子はそんなおいらに魅かれてしまったのでしょう
『どこか連れてって』
と言ってきました。
ふひひひひ、モテまくってすみません。
なんと女の子の勧めで個室喫茶に来てしまいました。
それにしても
緑の公衆電話 テレホンカード 街中で配るライター 個室喫茶
まさに昭和だね。
おいらが先にシャワーを浴びて出てくると女の子の姿はなく置手紙が
『急用が出来たので帰ります
支払いは貴方の財布からしておきました
傘を借りていきます』
とのこと
テレカも傘もお金も取られてしまいました。
次の女の子が現れました。
ズブ濡れになりながら自転車を押しています。
どうやら自転車のタイヤがパンクしてしまったようです。
パンクの修理代を渡してその場を去りました。
女の子は雨で濡れたおいらを気遣いポケットティッシュをくれましたが
よく見るとティッシュではなくナプキンでした。
うーむ、これは後で役に立つアイテムなのかな?
次の女の子が現れました。
ランドセルを背負った小学生のようです。
何度か声を掛けるも無視されます。
おいらは『おじょうちゃん、早く帰りましょうね』
と声を掛けてその場を去ることにしました。
まあこの選択は正しいよね。
うん。
道端に車を停めてボンネットを開けています。
声を掛けてみます。
車がエンジントラブルを起こしたようです。
おいら『ファンベルトが切れているね。予備はある?』
女の子『えっ!?そんなの要るの?』
おいら『ないの?だから女性ドライバーは駄目だってんだ』
女の子『なにが駄目なのよ。そんなの女性差別だわ。
もう、あなたなんかに頼まない。JAF呼ぶからいいわ。
あっちへいって。
どうせナンパでもしようと思ってたんでしょ。
おあいにく様!』
まあ、おいらが悪いよね。
ていうか、勝手に会話が進んじゃうんだけどね。
次の女の子が現れました。
やっとターゲットの女性にやっと巡り会えました。
え!?これまでの女性ってダミーだったの?
避けなければならない人達だったの?
お金もだいぶ使ったし、傘も取られちゃったよ!
しかし、ここまで来てクヨクヨしてもしょうがないよね。
気を取り直してアタックします。
突撃します!
突撃ばっこんストリート!
女の子は傘がなくて困っているようです。
何故か選択肢に「傘を貸す」があります。
もちろん「傘を貸す」を選ぶと……
女の子『雨の中を傘も差さずにナンパですか?
おあいにくさま
私はそんな男についていくような女じゃありません
女を選ぶ目がないようですね』
GAME OVER
なんとターゲットの女の子に出会ってすぐに
ゲームオーバーとなってしまいました。
まあターゲットの女の子に会うまでの選択が
間違ってばかりだったのは分かるけどさ
ここまで引っ張ってターゲットに瞬殺されるゲームも珍しいよね。
ゲームタイトルは『やりたい放題』ですが
プレイした感じでは『やられたい放題』って感じでした。
『あゆみちゃん物語』や『ランスシリーズ』のように
あんなことやこんなことが簡単に出来るゲームかと思ったんだけどね。
ゲームタイトルのネーミングの上手さに騙されちゃいました。
当時、このゲームを買ったユーザーの多くも
ゲームタイトルで過剰な期待をして買ったんじゃないかな?
END