FM-77用ゲーム ワールドゴルフ (エニックス ENIX) 1985年 #前編
FM-77用ゲーム
「ワールドゴルフ / エニックス ENIX」です。
1985年に発売されました。
1984年に発売されたエニックス初のゴルフゲーム「No.1ゴルフ(X1用)」
の作者でもある村守将志氏が開発を手がけた作品です。
村守将志氏にとってもエニックスにとっても2作目となるゴルフゲームとして
開発&発売されたのが今回紹介する「ワールドゴルフ」です。
『だったらエニックス初のゴルフゲームであるX1用"No1ゴルフ"を
紹介しろよ!お前は昔からのX1ユーザーだろ!』
って突っ込まれそうなので先に言い訳すると
No.1ゴルフは"数あるゴルフゲームの1本"に過ぎない作品だったんだよね。
(あくまでも個人的な感想ね)
当時は
ゴルフ狂(ハドソンソフト)1983年
3Dゴルフシミュレーション(T&Eソフト)1983年
任天堂のゴルフ(ハドソンソフト)1984年
ゴルフアイランド(テクノソフト)1984年
等、
(当時としては)優れたゴルフゲームが複数の機種で発売されていたんだよね。
No.1ゴルフは作品的においても、(X1のみで発売という)存在感においても
「その他ゴルフゲームのうちの1本」的な作品だったんです。
しかし「ワールドゴルフ」が発売されると、
雑誌などでの評価も高く、多くのユーザー達にも高い評価を受けました。
パソコン用ゴルフゲームフリーク達に(うーん、物凄くニッチな人達だね)
エニックスというソフトハウスの存在感を知らしめた作品なんです。
「ワールドゴルフ」は続編である「ワールドゴルフⅡ」
更に続編の「ワールドゴルフⅢ」が発売され、
どちらも高い評価を受けました。
(どちらの作品にも村守将志氏が携わっているようです)
ちなみに作者の村守将志氏はのちにソフトハウス「キャメロット」で
"みんなのGOLF"の開発を手掛け"みんなのGOLF"は大ヒットしました。
その後、村守将志氏はソフトハウス「クラップハンズ」を立ち上げて
みんなのGOLF2,みんなのGOLF3,みんなのGOLF4,
みんなのGOLF5,みんなのGOLF6
を手掛けました。
うーん、もう30年間もゴルフゲームの開発を続けているんだね。
(他のゲームも作っているけどね)
こちらがメインメニュー画面です。
トレーニングモードを選択します。
トレーニングモードでは練習したいホールを選択してプレイ出来ます。
再度、メインメニュー画面です。
トーナメントデータのロードを選択します。
20データ分セーブを行うことが出来ます。
各ホール終了毎にセーブが出来ます。
「じゃあバーディーやイーグルを達成した時だけ
セーブをしながら進めれば優勝確実じゃないか!」
と思うかもしれませんが、
1試合においてのセーブ回数は3回までとなっています。
なかなか考えられているよね。
まあ、慣れればセーブ無しでも優勝できるけどね。
メインメニュー画面で一番下の
RECORD INDICATION を選ぶとこのような画面となります。
過去最高スコア 過去最高順位
ホールインワンの回数 ロングパットを決めた最長の距離 等
様々なデータが記録されます。
再度、メインメニュー画面です。
いよいよトーナメントモードを選択します。
このように名前や日付を入力してゲームスタートです!
最高で3人までプレイできますが今回は一人プレイです。
このゴルフゲームは
※説明が長くなるので操作方法については書かないけど、
今では「ゴルフゲームならどれも当たり前の事でしょ?」
しかも一人プレイでもコンピュータが架空のプレイヤーを操作して
※エクストラホールや記録セーブはFD版だけです
打ったボールが地面に落ちたシーンです。
ボールと影の距離でボールの高さを表している疑似3D表示です。
2打目はここまで来ました。
グリーン近くになると拡大画面になります。
ふひひひひ、パーを決められませんでした。
むしろ、ここでボールを止める方が難しいくらいの位置に打ちました。
ピン側にボールを落した瞬間の画像です。
9番ホールで見事バーディーを達成!
ってこの時点で6オーバーです。
トップとは11打差です。
もう右のランキングに名前を連ねることは不可能です。
今回は長かったね。