PC88用ゲーム ログイン麻雀 LOGIN MAJANG (アスキー) 1986年 | コオロギ養殖のブログ(レトロPCルーム)

PC88用ゲーム ログイン麻雀 LOGIN MAJANG (アスキー) 1986年

当時最も売れていたパソコン雑誌であるアスキー(ASCII)の「LOGiN」
そのログインで紹介されたゲームのプログラムをまとめて収録し
発売されたのが「テープログイン」です。
当時のログインは稀にこのような企画を行っていました。

PC88_LOGMg00 
1986年に発売されたこのテープログインで目玉ソフトの一つが
今回紹介する「ログインマージャン」です。

※ブログタイトルの"LOGIN MAJANG"は
 タイトル画面の表記をそのまま写しました
 これって綴りが違うと思うんだけどね

PC88_LOGMg01 
5人のメンバーから対戦相手を選びます。
ゲームはコンピュータが操作するプレイヤー3人を相手にした
4人プレイのみです。

PC88_LOGMg11 
当時のパソコン主要機種(PC-88 FM-7 MSX X1)や
ログインのコーナーを描いた牌を使った麻雀風ゲームです。
(ポンジャンのようなものです)

PC88_LOGMg12 
PC88_LOGMg13 
麻雀でいうところの
風(東南西北)が機種(PC-8801 FM-7 MSX X1)となっており
得点が部数(雑誌発行部数)となっています。

PC88_LOGMg14 
一局目は誰も上がれず終了しました。
ゲームシステムそのものはシャノアールのプロフェッショナル麻雀等、
典型的な四人麻雀のゲームシステムに似ています。

しかし、ゲームとしての完成度は低く
当時の市販ゲームと比べると"酷い作品"と言わざるをえません。

『ログインのコーナー等を牌にした麻雀ゲームを作ろう!』
『風(東南西北)は機種(PC-8801 FM-7 MSX X1)にしよう!』
『得点は部数(雑誌発行部数)にしよう!』
『対戦相手はログイン編集者を使おう!』
といった企画が持ち上がりゲーム化したけど
ゲームバランスの調整、操作性の改善、処理スピードのアップ等の
ゲーム性の向上にはほとんど力を入れていないものと感じられました。

・大して役の種類もないのに牌の種類が多い
・似たような役の牌は見分けがつき難い
・処理がかなり遅い
・プレイヤーがロンやポンやチーなどが出来ない牌を対戦相手が捨てた時も
 毎回プレイヤーがキャンセルボタン(スペースキー)を押さないと
 次のプレイヤーが牌を取らない
 (誰かが牌をツモる時は毎回プレイヤーがスペースキーを押す)
・捨て牌の操作はフルキーのみで牌を間違えて捨てやすい
すぐに思いつく不満点を挙げてもこれだけあります。

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PC88_LOGMg22 
河野がツモで上がりました。

PC88_LOGMg31 
PC88_LOGMg32 
また流局です。

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ふひひひひ、おいらがフリ込んじゃいました。

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河野が塩崎から上がりました。

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うーむ、そろそろ上がらないとね。

PC88_LOGMg62 
リーチしました。

PC88_LOGMg63 
トップの河野から上がりました。

PC88_LOGMg64 
トップの河野と1万分差の2位につけました。

これ以上続けるのはかったるいのでここで終了です。
考えてみればこのゲームを最後までプレイした記憶がありません。
これまでずーーっと途中で投げ出していたんだろうね。

操作性の悪さとコンピュータの思考時間の長さで
最後までプレイする気になれませんでした。
今回は酷評してしまいましたが、酷評せざるを得ない出来なんです。


後のディスクログインみたいに"雑誌の付録"ではなくて、
雑誌で特集記事を組み(宣伝して)「テープログイン」として
別発売したソフトだからね。
やっぱり市販ゲームソフトと比較して評価をしてしまいます。

でもね、当時のログインという雑誌の存在感が伝わってくるソフトです。
牌を見れば思い出す名物コーナーが沢山あります。
ログインの1コーナーから始まった別雑誌もあるしね。
80年代後半から90年代前半に掛けての「LOGiN」は
常にパソコンゲーム雑誌の先頭を走っていたように思えます。

END