私の漱石展 | 絵画的世界の窓

絵画的世界の窓

GALLERYからの景色



三木コヲジ「思い出すことなど」。



上原柳二「モヒート」。

モヒートとはラムベースのカクテル。

ライムと砂糖、ミントを混ぜ合わせた飲み物。

お二人の作品にはともに、蝶が添えられている。

荘子の胡蝶の夢だろうか。



小林由里「夏目坂」。

小林さんの今回の三点は、三点ともリアルな情景に支えたれたファンタジー。

ここに描かれる夏目坂や、「小倉酒店」は実際今もそのまま。

その昔、元禄7年(1694)、堀部安兵衛が八丁堀の長屋から仇討の場、

高田馬場へ走る途中、

ここ小倉屋で升酒を一呑みしたと伝えられえる。



左がその小倉酒店。右に東西線・早稲田駅。

さらに右へ行くと一陽来復で有名な穴八幡宮。

手前が早稲田通り。

真ん中を夏目坂。

ここを道なりに上って行った先がGalleryころころです。

小倉酒店のお隣が漱石の生誕地。



夏目坂を上がって行くと、



こんなのも立っている。



第五夜の夢。



友石操「虞美人草」。

ネオンの魅力に引き寄せられる人の性は亡霊か・・・。



室井さと子「明暗」。

迷宮の渦の中に生も彼岸も。



俳人・三輪初子。

人よりも空、語よりも黙 肩に来て人懐かしや赤蜻蛉。




24日(月)まで。

Galleryころころ
☎03-6457-3611







オダ・ナヲコ「夢十夜」。