いよいよ終盤戦に突入したトリノ五輪。
今の所メダル無しと苦戦が続く日本が
もっともメダルが有力視されている女子フィギュアが
今日行なわれました。
結果から先に言うと
安藤美姫 ８位（５６．００点）
荒川静香 ３位（６６．０３点）
村主章枝 ４位（６１．７５点）
ちなみに一位はアメリカのサーシャ・コーエン（６６．７３点）
ミスがなかったのは勿論ですがステップワークなどは本当に見事。
その華麗さに敵ながら一瞬見惚れてしまいました。
ジャンプはそれほどではないもののあの素早いステップと
鮮やかなスパイラルは流石は全米チャンピオン。
こりゃなかなか手強そうです。
そして２位はロシアのスルツカヤ（６６．７０点）。
男子のプルシェンコといいロシアの人は凄い。
きっちりミスなく滑る所は流石です。
それでいて美しい滑りなんだもんな～。
アナウンサーが「本気を出したスルツカヤは今年初めて」
というのも頷ける滑りでした。
日本人選手を見た感想を個々に書くと
安藤美姫・・・４回転は結局見せず。
一つのミスが命取りのＳＰではやむなしだろうが。
３回転３回転のコンビネーションジャンプで
２つ目のジャンプの回転が足らず着地でバランスを崩したり、
後ろ向きのスパイラルで滑っているときに
フェンスに近づき過ぎてバランスを崩すなどミスが目立った
今期の不調のためか、はたまた涙事件 の影響なのか
分からないが他の選手と比べて調子が悪そうなのが気にかかる。
とはいえ年齢的なことや五輪初出場だと考えると
上々の結果なのではないか。
（そういう意味ではメディアは騒ぎすぎだと感じる）
フリーでは４回転で成功して上位に食い込んでもらいたいです。
荒川静香・・・流石は元世界王者の滑り。
大きなミスもなく非常に美しかった。
高得点だったのも頷ける
正直スルツカヤにどの辺が劣っていたんだ？と思ったくらいだ。
１位のコーエン、２位のスルツカヤとは
得点も僅差なので充分金メダルも狙えるだろう。
問題は今まで安藤ばかりに注目していたメディアの期待が
荒川に集中してプレッシャーに負けてしまわないかということ。
ただプレッシャーに弱いと言われた昔の荒川と
今の荒川は違うと思うので金メダル大いに期待したい。
村主章枝・・・非常に良かった。
ミスもなかったし、相変わらずの
情熱的なダンスは本当に素晴らしい。
上位３人と差がついたのは何でだろう？と思った。
やはり会場の声援の後押しの問題だろうか？
それは置いとくとして村主の滑りを見て思ったのは
去年暮れの全日本選手権の
好調をきっちり維持しているな・・・ということ。
やはり調子の良し悪しは大事ですよね。
得点的にはちょっと離されましたが
まだまだフリーで逆転可能だと思うので頑張ってもらいたい。
総括
舞台が五輪だということを考えると３選手とも
いい演技だったのではないでしょうか。
メディアの期待通り３選手ともメダルに手が届く所にいるわけですしね。
それにしても五輪経験者の荒川・村主は流石ですね。
得点の取り方をきっちり分かっている。
なんか今日のエントリーはメダルメダルと書いてしまいましたが
明後日のフリーではあまりメダルは気にしないで３選手とも
思い切り滑ってもらいたいです。
最後にどうでもいいことを書きますが
日本人選手の声援の大きさが
安藤＞村主＞荒川
と今日の日本選手の順位と逆なのはいかがなものだろうか。
明後日のフリーでは荒川選手への声援が大きい事にも期待したいです。