8月27日 千葉県子ども病院へ、スタッフのこきまさんと一緒にタオル帽子を届けてきました。

JR鎌取駅から車を走らすこと10分足らず、緑深いなかに子ども病院は建っています。
院内のいたるところに、院内学級の子どもたちの作品が飾ってありました。
どうも私は、病院と名のつくところは苦手で、そのせいか、なんだかどきまぎしながらそれらの作品を眺めました。
もしかしたら、白衣緊張感ってやつかもしれません。
白じゃなくてピンクや水色になっても、やっぱり白衣汗ですよね。

担当の看護師さんと挨拶を交わし、まずは、タオル帽子や尿バックカバー、そしてスタイなどのケアグッズを紹介しました。

尿バックカバーは、大人用とは寸法が違うということを教えていただきました。
スタイ(最近は、よだれかけのことをこのように呼ぶそうです)は、気管切開をした子に使えそうですね……とおっしゃいました。
また、タオル帽子は、外泊の時などに利用できそうということでした。

ケアグッズを紹介した後、病院のご家族への支援についてお話を伺いました。
昨年、ご家族のためにミニコンサートを開かれたとのことでした。
その写真を見せていただき淡い色のテーブルカバーをかけたり、会場の雰囲気作りもされている様子を伺うことができました。

初めての試みだったそうで、思ったほど人が集まらなかったけれど、今後も続けていきたいとのことでした。

私たちからは、ご家族のためのほっとできる空間を作るお手伝いをしたいことを伝えました。

こうしたお話をしていると、看護師さんも患者や市民と同じ思いを持っていることに気づかされますニコニコ

患者や家族として看護師さんを見ていると、うまく表現できませんが、どこまでいっても看護師さん。
良くも悪くも、そこには専門職としての顔が見え隠れします。

でも、以前がんセンターでお話した時もそうですが、患者としてではなく一市民としてお話していると「看護師さんたちも同じ思いなんだ」ということがわかり、なんだか距離がぐ~んと縮まったような気がします。

がんセンターでは、ベッドにかかっている尿バックについて、看護師さんたちも、何かカバーがあればと、私たちと同じ思いでした。

子ども病院では、私たちが「例えば、アロマテラピーの手浴やハンドマッサージやハーブティーをお出しして、ご家族がほっこりできる空間を作りたい」と夢とも妄想ともつかぬものを語っていた時のこと。
看護師さんが「こんなこと考えていると楽しいですね音譜」と、ちょっぴりお茶目な笑顔でおっしゃったのです。

あの瞬間、看護師さんとこきまさんと私と、同じ夢を描いていたあの瞬間
今思い出しても、それは、とても素敵な瞬間でしたラブラブ

いつかきっと、ご家族がほっとできる場作りのお手伝いをする日がくると、こきまさんと確認しあって子ども病院を後にしました。

子ども病院との縁は、7月に行った看護学校とのご縁がもとでした。
そしてこの夏、もう一つ、子ども病院のお話を聞く機会がありました。
それは、入院している子どものご兄弟のことでした。

ケアする人、それからその周りの人、そのまた周りにいる人たち
一人じゃ支えきれないよ
一つの団体だけでも支えきれないかもしれない
だから、みんなが少しずつ
つながりあって、助け合って
お互い様で支え合い

そんなことが、難しい社会になってしまったのかな

病児の兄弟を支えている団体が大阪にあります。
しぶたねのたね、という団体です。
きょうだいさんのための本、というのがダウンロードできます。
とっても素敵な小冊子です。