今日は、地域里親会で「映画『コルチャック先生』に学ぶ子どもの権利擁護」というタイトルで児童相談所の一室を借りて映画を観ました。この映画は一昨年、里親の先輩がVHSを貸してくれて家で見たのですが、今回は大きな画面で集中して見ることが出来たので、見落としていたところや改めて気がつくことが多々ありました。

 用意してくれた資料には、コルチャック氏の年譜があり、映画では知り得ない彼の背景(18歳で父の死、26歳で日露戦争で軍医、34歳で孤児院院長、第一次大戦で再び軍医、世界恐慌の1929(51歳)で「子どもの権利の尊重」エッセイ)などが出ていて、現在の「子どもの権利」の礎を築いた方であることも知ることができました。

また、今日初めて、
強制収容所に3種類ものタイプ(絶滅・強制労働・拘置所)あったことも知りビックリました。今回の映画は、孤児もそうですが、それ以上に時代と戦争の子どもへの影響の大きさを感じました。そして、戦争への道を断固拒否する役目を今の大人たちが担っていることを改めて肝に銘じました


コルチャック氏の子どもに寄り添う強さやプライドを捨ててまで子どもに尽くすところ、剛と柔併せ持つ芯の強い人だったことを見習っていこうと思います。

「いかに子どもを愛するか」 ・・・なかなか考えさせられます


コルチャック先生に関する著書は案外多いですね。その1冊をご紹介!

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