自殺者 3年連続3万人以下へ | 幸福実現党 こうの一郎オフィシャルブログ

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おはようございます。本日も光り輝く一日になりますことを、心から祈念申し上げます。

 昨年の自殺者は2万5374人で、前年に比べると1909人(7.0%)少なくなっていることが検察庁の集計で分かりました。

 3万人を下回っては3年連続です。平成10年以降3万人から増える傾向で、平成15年には3万4000人余りになり、大きな社会問題となりました。

 減少においては5年連続です。平成9年の2万4千台以来17年ぶりの「低水準」です。

 男女では、男性が1万7354人で女性が8020人です。男性が女性の倍となっています。男性の自殺者の年齢では46歳~64歳の中高年層で4割を占めています。原因としては「経済・生活問題」が急増している報告があります。

 都道府県で増加率が高かった県は、長野県9.3%、宮城県7.0%、宮崎県4.9%でした。逆に減少率の高かった県は、群馬県17.4%、大分県14.8%、島根県14.0%となっています。

 世界で見ると日本の自殺率は、世界3位、人口10万あたりの自殺死亡率で見ると世界10位、主要国G8においてはロシアについで2位となっていました。ここ数年日本は自殺者が減少していますので、この順位も変動していく可能性もあります。

 我が宮崎県は全国的に自殺者が減少している中で、増加傾向があることは真摯に受け止め、自殺防止の運動をもっと積極的に行う必要があります。

 宗教の立場から自殺を考えると、「自殺は悪」になります。霊的人生観や魂の向上から見て間違っています。仏神から、そして肉体ご両親からいただいた命を自ら断つことは、自らの人生修行の放棄に当たります。そして自殺した魂は長らく天国へ行くことはできません。それは、自分の魂を傷つけることになり、また回りの方々を不幸にするからです。

 どのような理由があろうとも、頑張って生きて抜いていただきたいと切に願っています。人生には色々なことがあります。雨の日、風の日、嵐の日もありますが、必ず晴れの日もあります。

 世の中には、ほんとに親身になって話を聞いてくれる方や、力になってくださる方も居ます。一人にならずに、自殺防止の団体等にご相談していただきたいです。

 幸福の科学でも「自殺防止キャンペーン」を2003年から全国で続けています。その運動により多くの方の命を守ってきました。

 熊本県で自殺防止キャンペーンをしているとき、私が自殺防止の呼びかけをしている時、1人の女性が近づいてきて「私の夫が一週間前に自殺しました。この話をもっと早く知っていたら変わっていたかもしれません。今は悲しみの中で居ます・・・」と涙ながらに訴えられました。

 自殺を防止するには宗教的真理が必要です。なぜ自殺がいけなのか。自殺した魂はどうなるのかを知っていただく必要があります。

 また悲しみの中にある遺族の方へのケアも必要です。魂は永遠です。この世の別れは永遠の別れではありません。来世、あの世で再会できます。事実は事実です。真実は真実です。多くの方に真実の人生観、霊的人生観を持っていただきたいです。

 宗教政治家として、自殺防止も積極的に取り組んでまいります。