ローマ法王ヨハネ・パウロ2世(本名カロル・ボイチワ)が、日本時間で今日の未明逝去された。

 我々日本人にはぴんと来ないが、全世界10億7000万人以上のカトリック教会信者の頂点に立つローマ法王の存在は、カトリック教徒にとっては精神的支柱。

 キリスト教徒でもない小生が法王に興味を持ったのは、ガリレオガリレイへの名誉回復と地動説の承認した時。今天動説を信じている者は皆無だが、過去の過ちを認めるのは権威の問題もあり大変な勇気ある決断。次の法王が、彼の流れを受け継ぐならば将来ダーウィンの進化論も、承認されるかも。 他宗教との和解、東西冷戦体制終結への働きかけの実績など国際社会が学ぶべき姿勢は多い。

 ご冥福をお祈りします。