2015.1.25

僕以外の涙を止めることは出来ない。とても非力ながらいつまでも生きているし生きていたい。昨日は新大久保まで歌いに行った。入り時間も拘束時間も長いイベントで、歌うのはたった25分ほど。それでもギャラは貰える。そりゃそうだ。それ以外の時間は来場のお客さんと会話して質問に答えたり酒を呑んだり他の演者の歌を聴いたり黄昏たりしていた。質の悪いチューハイが呑み慣れてるもんで、そればっかり呑んでいたら益々酔っぱらってしまった。自身の詩の朗読を一篇と4曲ほど歌った。歌えば歌うほど酔っぱらってくるような感じだった。良いんだか悪いんだかワカラナイまま終了。個人的手応えなんだけど「こういったパターン」の時は大抵良いライブだったりする。お陰でCDも沢山売れて、3月のライブオファーも来場していた方からあった。何だかよくワカラナイまま呑んでは喋って嘘ついていたような気がする。直したい僕の性格なのだが、そう思っているのは僕だけらしい。これを面白がってくれているなら、このままで良いかなと今は思える。誰も傷つけない嘘がロマンを作ってる。これも虚言なのだ。

酔っぱらって帰宅すると雪花は泣いていた。僕は何も出来ずに寝てしまう。嫁や子供の涙を拭うことは出来ても、止めることは出来ない。シリアで殺された邦人の事もよくわからぬまま、そんな風にして色々な時間ってのは過ぎて行くんだな。僕は実に非力です。非力です。それでも愛していいですか。


※ 土曜日に歌った会場
新大久保Rsアートコート
開場してから沢山の人で賑わった。