2015.1.12

「本はためてからよむ」

この習慣あまり良くない事なのか、部屋にはまだ未読の本が山積みになっている。年末の引っ越して少しは整理したのだが、本棚には本が既にぎっしりで、しまう隙間もあったもんじゃない。

昨年夏に一気に三冊買っておいた「宮崎夏次系」さんの漫画を最近になって漸く読んでいる。とても素晴らしい。絵のタッチは線が細く可愛らしい。一見、少女漫画チックなのだが内容は程よい僕好みのシュールさとエロさ。そして、その世界にほのかに香る「狂気」を嗅ぎわけた瞬間が心地よい。



そして、本を読み終えると本棚にしまってからまた本が買いたくなる。今日、無性に集めてから読みたくなった本は、「穂村弘」さんの歌集(短歌集)やエッセイだ。きまって「なさけない」や「駄目な」などのそう言う類いの言葉を見つけてしまうと僕はとたんに不安になって、次の瞬間に沸き上がるような好奇心が猛進するのである。僕は誰かにシンパシーを感じたいのか、僕はこれでいいのか確かめたいのか。そうやっていつだって言葉の隅っこにも音楽の隅っこにも夜の暗闇の隅っこにも目を凝らしていたいのです。


穂村弘「世界音痴」
※ まだ買ってもないから読めていない。