OB会組織というのにとって名簿は生命線と言えます。迅速な連絡を行うのに必要不可欠でありまして、一昔前なら氏名、住所、電話番号、勤務先程度が分かっていれば良かったのでありますが、今では携帯番号やそのアドレス、出来ればパソコンで受け取れるメールアドレスも必要となっております。
ちょっとした案内ならメールの方がコスト的にも時間的にも効率的に送る事が出来ますし、出席できなかった方には会議の資料や議事録を送信する事も出来ますので、郵便、電話、FAXしか通信手段がなかった時代に比べますと、隔世の感がございます。
さて、そんな大事な名簿でございますが、以前にも書かせて頂いた通り、現役消滅後、郵便を出す機会が10年近くなかった事から、当会の名簿の精度はかなり低いものとなっておりまして、昨年よりメンテナンス作業に入っております。ところが10年間のブランクは思ったより深刻なダメージを与えておりまして、なかなか所在不明の方の調べがつかず難航しております。
元来、我が應援團OBの死亡率と言うのは極めて高く、初代のメンバーでもご存命であれば82歳でございますので、矍鑠とされていても不思議ではない年齢なのでありますが、分かっているだけで全会員の約1/6の方がお亡くなりになられております。この件についてはまた別稿に改めたいと思います。
さらに存命中の会員のうち約1/4の方がの所在が分からないのが現状でありまして、名簿としては失格と言えましょう。
現役應援團活動中の時代のOB会名簿を見ますと、不明者は全体の10%未満でございましたので、当面はこのラインを目標に1件ずつ調査してゆくしかございません。
以前と違って個人情報保護法なるものが制定され、随分とこの手の作業もやりにくくなりました。同期の方に年賀状をひっくり返してもらったり、最後に分かっている住所から足取りを追ったりしておりますが、遅々として進みません。
ただ嘆いてもどうなるものでもなく、着実に作業を進め、一旦、名簿が完成しましたら、年に一度は年賀状だけでも出す様にし、不明で返却されたものは直ちに調査をする、という運用に改める必要があると感じております。
他のOB会組織の方で何か良いお知恵がございましたら、是非とも拝借願いたいと切に思う今日この頃であります。
八代目甲南大學應援團OB会
組織委員会