現在、大学應援團は3部構成である事が一般的でございます。3部とはリーダー部、チアリーダー部、吹奏楽部でありますが、これらを総称して應援團、と呼ぶ訳であります。
一昔前は学ランを着込み大声で「押忍!」を連呼している物騒な黒い集団が應援團である、というイメージが強かった様に思いますが、現在では「應援團」という言葉が指し示す範囲が広くなっている訳でございます。
現在、團員はおりませんが、名跡だけを残している甲南大學應援團は上記の枠組で申せばリーダー部のみの編成であります。過去、チアリーダー部や吹奏楽部設立については幾度も議論されて参りましたし、吹奏楽部につきましては実際に平成2年に発足させるに至った実績がございます。
しかし大事な事は現在は1部編成であるという事実と、チアリーダー部や吹奏楽部を併設する事が目的ではないという事であると考えます。2部編成や3部編成にしてどういう活動を行うのか、といった明確なビジョンと、そのビジョンを全團員で共有する事が出来るか、という事が重要だと過去の反省も踏まえた上でそう感じます。
應援團再建が実現した場合、甲南という大学の中で、或いは神戸という街の中で、活動を展開してゆく訳ですが、どういう活動をするべきか、まずはその議論から始める必要があります。
かつての甲南大學應援團は、応援活動こそ低迷気味ではありましたが、地元の生田神社 や湊川神社 を始めとする行事には毎年出演させて頂いたり、地域密着型の活動は活況でございました。甲南だからこそ出来る活動を模索し、私共の強味は何かを見出す事が肝要かと考えております。
八代目甲南大學應援團OB会
広報委員会