プロジェクトのススメ【特版】_CSS2016年レポート(2)■ 2016(反省と展望) | kon3。(このさん)の創作活動日誌ブログ

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福岡でクリエーターをしている僕は、ここでは主に最近の創作活動のことを中心に書いて公開中。

 
 
 
 
 
 

 

今年ももう年末ですね。毎年この時期は今年の反省と来年の行動計画(コミットなど来年はこういうことをしたいなぁという願望を考えるようにしている)を書いています。今年の反省は今年のうちに…ということ。 今年(2016)を振り返っての成果と反省について…

 


■2016年をふりかえって・・・
今年はリオオリンピックで盛り上りいろいろあった年ではあるが、今年のポイントをあげるとしたらイギリスのEU離脱 アメリカ大統領選でのドナルド・トランプ候補の当選というのが印象に残る。 特にイギリスのEU離脱は「まさか」という感じでの驚きがあり、トランプ当選はEU離脱騒動の感じからありえると予想していたので そう驚きはなかった。

 

トランプ候補は、ボクが20歳の頃から本を読んでいて知っていて、その後もアメリカのコメディー映画やドラマ(ホームアローンやスピンシティーなど)に出演したり バラエティーの司会などをしてアメリカではかなり有名な人物とは知っていた。 本を読んでる中でも経営者としては「リチャード・ブランソン(ヴァージングループ創業者)」「スティーヴ・ジョブズ(アップル創業者)」に並ぶ面白い存在だが 一国を率いる大統領となると・・・未知数。 ただかなりのワンマンで  あのスティーブン・スピルバーグ映画の「バック トゥ ザ・フューチャー」に登場する主人公マーティンの敵役ビルのモデルが「ドナルド・トランプ」であると 映画の脚本家があかしていた。 それは自分に絶対的な自信をもち、自分の思ったことはどんな手をつかっても達成するという凄まじいエネルギーを感じる人物だという印象だ。 これらのことから 時代は保護主義・保守派(全体のことより自分や近くの地域のために)に・・・という感じだが、 しかし流れとしては グローバルに違いはない(ネット社会が制約やなくならないかぎり)。

 

 


■16年の感想

グローバル時代と呼ばれてもう数年くらいたつ。 これからはグローバル、国際的な活動をし 国際的な競争を勝ち抜き 国際的な人間になれ!・・・と大号令のように叫ばれている(これを世に言う「グローバル復古の大号令」というとか いわないとか)。
その根底は ネット社会が完成し 誰もが自由に情報を共有でき それをつかって国境を越えて情報発信できる。 またこれまで特定の情報は既得権益化されていたことも 誰もが知ることとなる。 その情報でこれまで無名だった「ピコ太郎」のような人たちも一夜で国際的な有名人となり 人生が一変する・・・だろうというのが 「フリー」「ロングテール」「メイカーズ」の著書クリス・アンダーソンが唱えていたが そういう感じになってきた。 その一方、グローバルの暴走と呼べるものも出てきている。 グローバル企業が国を訴え その国の財政が厳しくなり それが国民の税金高となって 苦しむ人たちが増えている。 ある企業では 周りの人たちや地域の住民から隔離した建物をつくり その中は治外法権化(警護隊など配備)しているというのも。 またタックスヘブンで 税金逃れをする企業なども増えているという。 自分の国籍は日本人… アメリカ人… 中国人… などではなく トヨタジン グーグルジン アリババジンと呼ぶほうがいいのかもしれないと思えるし そういう企業籍<こくせき>に入れなかった人たちとの格差や認識も変わりはじめる分岐点の年のようの感じる。

 

例えば、先日日本のビールの酒税が統一されるというニュースを聞いた。 ビール、発泡酒 第三のビールとこれまで企業は消費者がより安くビールが飲めるような商品開発をしてきた。 しかし国際社会的には発泡酒や第三のビールは売れない、だからグローバル的にも国際競争力をつけるためにも ビールの酒税の統一化は必要だ・・・という(税金をあげるための講釈かもしれない)。 これは国際競争のためには地域は我慢しろということだろうか。よく「いいコメをつくっても全部輸出食品で 地元の人は食べたことがない」・・・という感じで 低賃金や少ない小遣いでビールを楽しんでいたお父さんの楽しみを奪ってまで グローバルで勝つことに意味があるのか? 目の前の人たちを助けないで グローバルが大事なのか?・・・と問いたくなる。

 

例えば 日本では野球は有名 誰もが愛するスポーツ文化だ。 しかし国際社会では「クロケット」がある。それは野球のルールに似ている…というよりも野球の元ネタともいわれる。 それは競技人口も圧倒的に多く またクリケットの選手の年俸は高く、世界億万長者にはっている選手もいるという。 そんなあるとき 日本のグローバルを目指す人たちが 「今日から野球のルールをクリケットに変更します。 その理由は国際社会に勝つため いまの野球では限界が見えている(WBCも次回で終わるということだし)。だったら野球の優秀な選手の能力をクリケットに使うようにして 外貨を稼ぐ選手を増やすほうが得策」・・・っていきなりいわれたらどうだろうか(あくまでフィクション)。 これまで自分たちが愛していた文化がグローバルの名の下で壊されていかないだろうか(柔道の交際試合を見ていて 伝統的な武道の柔道の試合と国際的なスポーツ・JUDOUの違いを感じる日本人も多くいると思う)。 そんなグローバルに対しての自分たちが大切にしてきた文化への不安でおきているのが イギリスのEU離脱で見てくる。 

 

こうなるとトランプ次期大統領の「アメリカを再びナンバーワンにして 雇用を国内に戻し 経済を建て直す」という言葉も過激に聞こえるが 目線を変えると「目の前の人たちの雇用を確保し グローバル社会を生き抜く」という感じにも捉えられる。 トランプ次期大統領は これまで世界的にホテルを展開してきたから グローバルを否定するとは思えない。 ただグローバルが暴走しだしたので ここで少し締め上げる必要だと思っているのかも。 もしそうなら、彼はたいした人物かそうとうなクセ者かもしれない。 しかしそうだとしてもその前途は多難だろう。なぜなら、国はワールドにはなれるがグローバルにはなれない すべての国が自由に情報を共有し 国境をこえて自由に行き来し 活動するということが苦手だからだ。 すでに情報を共有し自由に世界中を活動するグローバル企業と衝突するのはこの先、必至。  だからこれからはグローバル(各企業主体)VSワールド(各国政府主体)という新たな戦いがおきるかも いやおきつつあるように思える。

 

ついでにいうと 現在もめている2020年東京オリンピックの問題(レガシー それはそれにかわる人たちが自分の足跡<ぎょうせき>を後世に残したいモニュメント・墓標<自分は五輪や後世の人たちのためにこんなこことをしました つくりました>をつくりたいだけかも・・・ 自分のポケットマネーはつかわず、人の税金<かね>をうまくつかって… )やIR法でのカジノ解禁などの問題(そんなに急いで法制化する必要があるの? 例えギャンブル依存性の人たちが増えてもそれは自己責任。とりあえず般若心経を教えてやればあとはどうでもいい。 国や地域の繁栄よいりもグローバルの波にのって儲れば経済はどうにかなる。)も なにがいい、なにが悪とかではなく グローバル(この場合、五輪組織委員会)と国や地域(この場合、東京都)のあつれきが具現化しておきた現象に自分には見える。

 

 

 

■16年の結果(パーソナル)

個人的には、初年は体調を崩し 中半は怪我をし 後半は風邪をこじらるという散々な年だ。
創作活動も、せいぜい6月に横浜でのイベントに参加したくらいだ。 もっとたくさんのアートイベントやコミュに参加したかったが 健康あってのことだと感じた。 今年はせっせとジム通い・・・

 

 


■行動からくる結果の反省

今年計画していた活動も身体の不調で取りやめとなった。 だからCSSのプロジェクトから見れば 大きな進展はなかったが、その分小さな活動(DEEP Night やDEEP Skyなど次の作品のイメージボードなど下準備など)はできた。

 

 


■反省点をふまえての次回への展望

それぞれの完成 または完成が近づきつつある。あとは点と点がつながるようにしたい


※スティーヴ・ジョブズの言葉で 「一見関係ないことをやっているようでも いずれ点と点がつながるようになっていくことを信じなさい」…と。 彼は瞑想をやったり 書道をやったりしたことが その後のアップルの起業やMAC開発(フォントなど)につながっていくことを感じ いまやっていることがあとでなにか大きな発見や発明になるので それを信じてやることだといっていたそうだ。


自分も正直 なんの意味があるかわからないことが多い。 特に今年などは 初年度の計画から見ればうまくいかないことばかりだ。 そして今年やったことも小さかことばかり…しかしそれがつながると大きなビジョンが見えてくるのは感じる。 来年の二月くらいでいまやっていることがだいたいは完成する。 その後からはどうするかはいま検討中(選択の時期)

 

●来年の活動の選択

 

1案:まだ準備をやりつづける(DEEP Night やDEEP Skyなど次の作品のイメージボードをつくりつづける)
 プランナーのようになり イメージボードを他のクリエイターに提供し 共同作品をつくる感じでいく

 

2案:プランから自分で作品をつくる
 ただし作家に集中するため ほかの活動はできなくなる

 

3案:創作活動(起業なども含め)に集中、作家のような活動はできなくなる
 プランナーのようになり イメージボードを他のクリエイターに提供し 共同作品をつくる感じでいく

 

4案:どれにも該当しない 予定にない新たな活動をする。

 

5案:すべてやめる。

 

 

 

■今年つくった結果:
大きめのサイズの漫画
DEEP Sky  DEEP Nightのイメージボード制作
デジタル漫画制作
3Dプリンターでフィギュア制作


 

 

 

 

 

 

 

 

 

01
■ DEEP Forestシリーズは、紙粘土や3Dプリンターなどでのフィギュア人形制作中! ■
 
 
 
02
■ DEEP Nightシリーズは、大きめサイズ(A3以上)の漫画制作に挑戦中! ■
 
 
 
03
■ DEEP Skyシリーズは シーズン1のデジタル漫画のプレミアム版と
新シーズン(パート2)のイメージ脚本を制作中! ■
 
 
 
 
 

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■クリエーション・スーパー・スペース おしらせ

現在 このCSSは オープン・フリースペースにむけて活動中!

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なお ここに書かれていることはあくまで個人的な意見なので… 多少の小言はご了承ください

 

 

 

 

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