先週から忙しなり 仕事量の増加により いままでの仕事のペースが少しみだれた感じだ。
ときには夜遅くまでになることも これからもそれは続くと予想される…
でも その反面 おっと思うこともある。
それは ここ数年やってきたことが活きているということだ
僕は現在自分のオリジナルプロジェクトとして「KAIKOプロジェクト」をおこなっている。
それは自分の世界観をつくるというプロジェクトで まずその最初にミッションとしてはじめたのが「デジタル漫画」で世界観をつくるといったものだ。
最初にはじめたのが 2008年頃 それまでＰＣなどで漫画などは描いていたが それはだいたいが短編である。しかし この作品はどれも長編作品となる。
以前にも書いたが 最初の数話（第一～三話）あたりは 短編の感覚で描こうとしていたので すぐに息切れしてしまった（描くのをやめようとも思った）
そこで それからは実験的な描き方をおこなうことにした。
まず絵のクオリティーはもとめないので とにかく物語を完成させることに意識を集中する。
それと同時にメンタル面で猶予がでてきたので 継続しても問題のない描き方を見つけようと 実験的な作画方法をいくつか試作していった… そして ここにきてその描き方ができてきたように思えるのです。
つまり長編作品をつくりながら しかもいい質の作品をつくる方法を摸索していったのです。
その方法だと 短編の質にもひけをとらない画質ができていくのでした。
あとはそれをシステム化すれば 自分のモノになっていくものです…
※よく スペーツ選手の引退試合で その引退する選手がいいプレイをして まだできるのにと思うこともなるが それが一試合なら文句はないが 年間を通して考えると無理なのが見えてくる。漫画もそんな感じで 数ページの漫画を描く短編ならその絵の質を保つことはできるかもしれないが長編だと それがたいへんなメンタルと体力など努力がいるといういうことがわかった（特にメンタルな部分は）。だから いま漫画雑誌や 過去漫画を描いた漫画家はなんとすごいことかと尊敬する。
今回 仕事量が増えたが 質に関しては あまり問題がないように思えるのも
ここ数年そういう実験（試行錯誤）をしてきた成果かもしれないと思う。
でも 確かに質からいえば いまの方がよくて 最初の頃は悪いといえる
しかしだからといって いまのところ昔の絵を描きなおすという考えはない
それは その当時はその当時での苦悩がそこには描いてあるように思えるから
それはそれで愛おしい作品であるといえる感じがするのです。
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