尾道の対岸「向島」に残る、築379年の重要文化財「吉原家住宅」を訪れました。
吉原家住宅は、現存する日本最古の農家民家で、建築年が明らかになっている民家の中では三番目に古い民家です。
日曜・祭日に一般開放されています。
保存会の方の案内で見学、いもつぼに入らせて頂きました。
いもつぼの蓋を開けると、凄い結露・・・この時期になるとこんな状況になるそうです。
平成16年に素屋根をかけて大規模改修され、茅葺き屋根も改修sれています。
建築時の漆の柱が1本だけ残されています。(窓の右側の柱)
珍しい柳の梁も昔のまま残されています。
客間とプライベートゾーンを区切るため、壁に框が立ち上がっていました。
五右衛門風呂
生憎の雨模様でしたが、日本家屋って、瓦屋根に土壁・・・雨に濡れてしっとりした方が色合いがはっきりして美しい姿が見えます。
保存会の藤田さんが案内してくださいましたが、日本の古民家は隅々まで廻られているようで、なんとイギリスのアン・ハサウエイの家まで見て来られたようで、古民家について極めておられる方でした。
向島には他の観光施設が少ないのでなかなか足が向かないと思いますが、わざわざ足を運んででも見てみる価値のある吉原家住宅でした。