知覧特攻平和会館でどうしても会いたかった人 | Adagio Days

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カオスなブログ

毎朝自分に問いかけてみる。

※画像はすべて知覧特攻平和会館にて撮影したものです。





知覧特攻平和会館


鹿児島市内からバスで一時間半くらいのところにあります。


海岸を見渡した先にある山沿いの道を抜けると、


周囲は知覧茶で有名な茶畑に囲まれて、


なのにどことなく南国の風も感じられる風光明媚なところ。










正面入り口右手には特攻隊員の銅像がありました。


入ってすぐに壁一面が亡くなった特攻隊員の写真が並べられています。


その数1036枚。


1036人の若き特攻隊員が知覧より飛び立ちました。


写真の下には、彼らが家族に向けて書かれた


たくさんの遺書(原本やコピー)が展示されていました。


その中で、


どうしても会いたかった人、宮川三郎さんを探しました。


3年前にブログ記事に書いた、


特攻な母~鳥濱トメさんの話に登場した宮川三郎さんです。









関連記事を書く度に、


何度かリンクで紹介しているので、


読まれた方もたくさんいるんじゃないかと思いますが、


私にとっては何度読んでも、


本気で生きることの大切さを教えてくれる


特別な思い入れのある話なので、再度シェアさせてください。









鳥濱トメさんは知覧飛行場の近くで


富屋食堂という食堂を営んでいた方です。


太平洋戦争末期、『富屋食堂』は陸軍の指定食堂となります。


トメさんはその面倒見の良さから、


隊員達から『お母さん』と慕われていたそうです。


そんなお母さんのような存在のトメさんと


出撃前の宮川三郎さんとのエピソードです。




毎朝自分に問いかけてみる。

※中心の笑顔の女性が鳥濱トメさんです。



特攻な母~鳥濱トメさんの話




宮川三郎さんは出撃の前夜、


わたしのところにあいさつに来られ、


『明日わたしは沖縄に行き、

 敵艦をやっつけてくるから、

 帰ってきたときには、

 宮川、帰ってきたかと喜んでください』 



と、言うので、


『どんなにして帰ってくるの?』 と尋ねたら、


『ホタルになって帰ってくる』 


と言うのです。


そしたら、約束の時間にホタルがやってきたんです。


富屋食堂の裏に小川が流れていたんですが、


そこに一匹の大きなホタルがやってきて、


白い花にとまったのです。


本当に大きなホタルでした。


思わず、みんなに、


『このホタルは、宮川サブちゃんですよ』 


と言ったのです。


そして、


みんなでそのホタルを見ながら『同期の桜』を歌いました。






毎朝自分に問いかけてみる。



今回の旅を共にした浅倉さん


自身のブログで


今回のことを書いた中の言葉が印象的だったので引用させていただきました。









私たちは、


彼らが生きたかった未来に生きているのですね。


彼らが夢見た戦争のない日常を生きている。





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