パペルブルグ 八王子・5年の歳月をかけたお店のコンセプトとその思いとは・・? | Adagio Days

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カオスなブログ


※今日の記事長いのでお忙しい方は時間がある時にでも読んでみてください。^^


Bill Evans - A time for loveより



少し前に、

読まれてない方はこちら人生の裏と表について書いた記事

の中で登場した珈琲専門店。

母のリクエストでなんとなく入ってみた初めてのお店だったので、

カメラを持参してなく、

スマホでテキトーに撮影し、そのピンボケ画像数枚のみで、

眼識ある読者さんより

詳細についてお問い合わせたいただいてました。

しかしながら。。。

場所はわかるのだけど、お店の名前までは覚えてなく。。

自分でもすっごい気に入っちゃったお店だったので、

先日の連休にまた行ってきました。





お店のエントランスはこんな感じで、ちょっとおしゃれなお店風?

なんだけど・・・












扉を開けると・・・

眼前には天井まで届く壁一面の壁画♪














お店の名前は

こちらPappel burg(パぺルブルグ)

東京郊外の八王子という場所にある珈琲専門店。





グリム童話の『命の水』と、

ドイツロマンチック街道にたたずむ、

中世南ドイツ騎士の館をモチーフに

オーナーの方が構想を練りそれを現実化させたのだとか。。
















天井までの壁画は、

そのグリム童話の物語を再現。














なんだか別世界にタイムスリップしたかのよう♪
















店内に使われている古いレンガはロンドンから取り寄せ、

柱は新潟の農家で使われていた

※曲がり手斧梁(ちゅうなばり)。




※雪国の山の中で、斜面で雪の荷重を受けつつ育つ際、
自ずと根元が曲がってしまった木を意図的に選び
その曲がりを生かして、そのままに使う頑丈な梁(ハリ)
 

参考URL:11/15 手斧梁














飴色に輝く床材は船で使われていた床材を使用し

窓ガラスはドイツでオーダーするなど細部までこだわり・・・

他、アンティークの家具や諸々、

オーナーの方の

多大なる情熱と時間
(&お金^^;)をかけて完成したのだとか 。



参考URL: フリーパーパー idol TRICKY














店内の格をさらに上げてくれているかのようなグランドピアノは

1948年製のスタインウェイ♪
















その上に誇らしげに鎮座するのは、

アリスに出てくるウサギちゃんウサギ














北側の壁を大きく陣取ったカップ棚のピカピカなガラス越しに見えたのは、

シンデレラっぽいブルーのドレスのお姫様ガラスの靴














奥には仕切りのないスペースが設けられていて、

重厚感のあるたたずまいが、

古き良き時間の流れを彷彿させ、

あたたかい気持ちにさせてくれるんですよね。













テーブル脇のチェストの木目も、

心をこめて丁寧に磨かれているんだろうな~













お水のグラスもアンティークっぽく、

コースターとともに、

ひとつひとつが違った表情を持ち、

謙虚なんだけど、

それぞれの個性が随所に散りばめられているよう。。















珈琲専門店ながら、

前回アフタヌーンティーセットをオーダーした時に感動したのが

こちらのティーセット。















黄金に輝くティーポット。

その取っ手部分に添えられていたミニタオルには

さりげなくフリンジが施されていて、

ポットの熱で暖められたタオルのやさしい肌触りに、

『どこの?』

ってチェックしたら・・・














La Petite Poupee(ラ・プティット・プペ)





予想外なmade in japanで、

サイトをいくつか見ても、

どれも、パステル調を得意とする品揃えから

どうやら

お店のカラーに合うようにわざわざオーダーしたっぽく?

ドイツまで赴いてガラスをオーダーするエネルギーと膨大な時間に比べたら、

タオルをオーダーするなんてのは、

『労力なんて呼べないですよー!^^』

って、

想像上でのオーナーさんの笑顔が浮かんでくるかのよう^^
















すべてがその空間に同化してて、

見落としちゃいそうだったのだけど、

店内数か所にさりげなく置かれていブランケット。

こちらもトーンを揃えながらも一枚一枚が違う顔。

一番上のこういうの↓何織りっていうんでしたっけ?

designworks HOMEってタグがあった。

ZARA HOMEみたいのかな?














今回記事書くのに参考にさせてもらったフリーペーパーをめくりながら、

言葉を失ってしまうくらい感動したことがあって・・・





それは

このお店の完成までに費やした時間。。
















完成までに"5年"という歳月を費やしたのだそう。。














その真相は、

5年かかってしまった・・・

という表現が相応しいのか?^^;
















なんだかね~

その事実を知っただけで、

胸にこみ上げてくるものがあるのですよね~

俗に言う”こだわり”とか、

大変失礼ながら

”お金持ちの道楽”とか

そう解釈される方もいるのかもしれないけれど、

そんなんじゃなくて、







根底に、

オーナーの方の心の奥底から湧き出た

何か

”特別な思い”がなければ、

そこまでの時間と労力を費やせないんじゃないか?

そんなふうに思ったのですよね。















このお店、

お世辞にも立地に恵まれているわけではなく、

東京郊外の大型車がビュンビュン走る国道沿い、

ぼーっとしてたら気付かず通り過ぎちゃうくらい

周囲を取り囲む緑に同化した建物なんだけど、

その日は遅い時間だったからか?

意外にもひとりで来てる方が多くて、

カウンターはそんなおひとり様が点在し、

それぞれがそんな特別な時間を愛おしむかのように、

ゆっくりとしたひとときを楽しんでいて。。
















そんな光景を眺めているだけでも、

同じ空間、同じ瞬間を共有できている自分まで

幸せが伝わってくるようでした♪















そんな素敵な空間のパペルブルグ

創業は1991年、

実家からはさほど遠くもないこの通り、

実は何度か車で通り過ぎたことあって、

従姉は隣接する結婚式場で式をあげてたことを思い出し。

この一本裏の道なら、

『何度となく通り過ぎてきたよな~』

なんて記憶も蘇ってきたけれど、

その存在に気付くことなく。














『23年も前からこんな素敵な空間があること知らないでいたんだ・・・』

ふと若かりし頃の自分を思い出し、(-。-;)

『23年経った今だからこそ居られる空間なのかもね~』

なんて妙に納得してみたり。。^^;
















冒頭にも書いたけれど、

オーナーの方がこのお店を現実化させるうえで

モチーフとしたのが、

グリム童話の『命の水』という話。

パペルブルグの珈琲は

そんな”命の水”になぞられて提供してるのだそう。

そのコンセプトと、

オーナーの方の”特別な思い”がどこかリンクするような・・・?

















お店が完成するまで5年。

近くを通り過ぎながらも、

それに気付くまで23年。







何かとスピードがもてはやされる昨今。。

もちろんレスが早いってことはいいに越したことはないのだけど。。





『そこだけに惑わされないでいることも大事なんだよ』

そんなことを気付かされたような時間でした。











~Today's self coaching~


繰り返しますが、
何事も”早いってことは良いこと”
ということはひとつの前提なのですが、
真実とは矛盾の中に存在するものでもあり。。


で、質問なのですが・・・











あなたが今、

焦らず、周囲の声やスピードに惑わされず、

自分の中での機を熟成させるかのようにゆっくりと

でも着実に構築していきたい

”こと”でも”思い”でも

それってどんなことがありますか?

















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