こまちが4/16に亡くなり、霊園へ
電話を入れた翌日の予約が取れ(たぶん平日だったので)いよいよ霊園行きが決定しました
自分が辛い状態じゃなければ、少々滑稽な ねこの葬儀を
どうせだったら全部体験しようと、立ち合い葬を選びました
立ち合いが1番高く、車送迎、お坊さんのお経(2回)ありの54,000円
(他に合同葬・・遺骨返却なし、個別葬・・遺骨は後ほどご自宅へお届け)
霊園は住宅地の中にあり、たぶん動物用にしては大きな火葬施設がありました
ん?そういえば私、人の葬儀もちゃんと出たことなかった・・
初の葬儀が にゃんこって私らしい・・
受付け手続きの後は火葬施設に入り、こまちと最後のお別れ
棺桶代は別料金ですと言われたので、紙箱のままでお願いしたら(ほとんどの方が紙箱らしい)
では、出棺します
と言いながら、ビッとガムテープでふたをしたのはコントみたいだった
昨日時点では、お坊さんのお経なんて必要かな~
と思ってたけど、出棺した時は自分が焼かれるような恐怖に襲われたので
その絶妙のタイミングでお経を唱えてもらい、少し心が落ち着きました
では、終わるまでこちらでお待ち下さい
と言われて案内された部屋で待っていると、同時間に火葬している飼い主の親子がとなりの席に来た
(火葬施設が2つあるらしい)
待っている間何も手につかないので、その親子の話をじっくり聴いていると
父(65才~70才)と娘(35才~45才)
母はだいぶ前に54才で亡くなり、本日は飼っていた大型犬が亡くなったらしい
父はオロオロして、それに娘がチャキチャキと突っ込んでいる
(父)1時間以上掛かるって大丈夫かな・・
(娘)大丈夫だって!こういう所は職人の技でキレイに骨だけにしてくれるの!
鳥とか小さい動物も、うまいこと火加減調節して骨だけを残すんだって!
(父)この後どうするのかな・・
(娘)人間と一緒だって!きれ~に骨並べてくれて、それを骨壺にいれるの!
骨壺代とかも含まれているから大丈夫なの!
ぜ~んぶ手取り足取りやってくれるから、何も心配ないの!
ほほう、私が聴きたいこと全部教えてくれてありがとう
と、心の中で思っていると、やがて私が呼ばれて骨上げに向かいました
こまちの骨なんか見たら、ショックで心臓が止まるかも・・
と思っていたけど、さっきの娘が言ったようにキレ~に並べられた こまち骨は
理科の標本のようで、真っ白で、なんというか綺麗でした
部分の説明を受け(たぶん人間と同じ)、骨壺に収めるとき
さすがに、こまちがずっと患っていた腰の骨を持った時にジワっと来てしまい
ずっと腰が悪かったんです・・
と火葬の方に言ったら、この人はきっと職人なので(娘いわく)
あ、腰骨は綺麗に残ってますよ
と淡々と言われてしまった
その後はまた別室に連れていかれ、別のお坊さんにもう一度お経を唱えてもらいました
祭壇に向かってお経を唱えるお坊さんの後ろに私が座る
両側には長い板に名前を書いたもの(名称がわからず)が沢山立てかけてあり
愛犬ジョンとか、愛犬クリスティーナとは、カタカタを無理やり縦に書いてあって
その中でお坊さんが真面目にお経をあげている
これも辛い気分じゃなければコントっぽい・・
めそめそしながらネコに焼香している自分もまたコントっぽい・・
などと言いながらも、この2回のお経があって良かった
この場面のみならず、この後の私の心の整理のためにもあって良かった
日本のお葬式は良くできているな~と思いました
2月12日
コタの上でくつろいでいる
むねのフワフワでモフりたいよう
(こぼれ話)
私が受付で、こまち19歳と書いてしまったので
お坊さん2人とか受付の人とかに「19歳、大往生ですね」と言われてしまい
レイディであるこまちは、「失礼ね、まだ18歳よ!」とぷんすか怒っているだろうな~
とちょっと申し訳ない気分でした
はなぶとミャゴさんから素敵なお花を頂いてしまいました
黄色中心のほんわりした色合いも
ポンポンマムがムネのふわふわを思わせるところも
とっても こまちらしいお花に感激しました
しんみりした部屋の中が、お花の香りでとても癒されています
お心遣いありがとうございました
右はお世話になった動物病院から