アフター・ウェディング(シネカノン有楽町1丁目)


「誕生日までに必ず帰る」


人生で一番幸せな時、結婚式をきっかけに過去と事実が明らかになっていく。想像していたストーリー・展開と全く違っていて最後まで目が離せませんでした。


佐々木○之介とダニエル・クレ○ブを足して割っておじさんにしたかのようなマッツ・ミケルセンがヤコブ、メタボが心配なロルフ・ラッセゴードにヨルゲン。どこをとっても美女のシセ・バベット・クヌッセンが妻ヘレネ、角度によっては可愛いスティーネ・フィッシャー・クリステンセンが娘アナ、すっごい可愛い双子の弟君、クリスチャン・タフドルップが逆玉婿。

富豪が娘の結婚を機に今までひっかかっていたことを精算しようとしたのか?事実が明らかになって苦しむことがわかっているのに・・・報復なのか?娘は結婚したけど、まだ小さい双子の息子がいるのに家庭を壊しかねないことをするのかなあ・・・?妻ヘレネは今更自分の気持ちを疑われたのかと思うだろうし、娘は新婚にも関わらず突然現れた実の父にかまけてしまう。


病で余命短いとわかったヨルゲンは何よりも遺された家族を想い、彼らを守れる人を求めていた。なりふりかまわずヤコブに懇願し、病を得た自分の運命を呪うヨルゲン。ストーリー自体はシンプルなのですが、脚本と映像がすばらしくそれぞれの想いがストレートに伝わってくる見応えのある作品でした。


「死にたくない」


http://after-wedding.com/  アフター・ウェディング (2007年10月27日公開)
解説: 2007年のアカデミー賞外国語映画賞にノミネートされたデンマーク映画。コペンハーゲンを舞台に、孤児たちの援助活動に従事する中年男性ヤコブと彼の元恋人の家族をめぐる愛のドラマが展開する。監督は『しあわせな孤独』が高い評価を得た女性監督スザンネ・ビア。主人公のヤコブを『007/カジノ・ロワイヤル』の悪役マッツ・ミケルセンが演じる。人を愛する心とその裏にひそむ孤独、さらには家族の大切さを見つめた衝撃の展開は必見。
ストーリー:インドで孤児たちの援助活動に従事するデンマーク人ヤコブ(マッツ・ミケルセン)は、巨額の寄付金を申し出てきた実業家ヨルゲン(ロルフ・ラッスゴル)に会うため故郷デンマークへ。そして偶然にも、ヨルゲンの妻ヘレナ(サイズ・バベット・クヌッセン)が自分のかつての恋人であるということが判明する。 (シネマトゥデイ)
原題 EFTER BRYLLUPPET/AFTER THE WEDDING
製作年度 2006年
製作国・地域 デンマーク/スウェーデン
上映時間 119分
監督 スザンネ・ビア
製作総指揮 ペーター・オールベック・イェンセン 、ペーター・ガルデ
脚本 アナス・トーマス・イェンセン
音楽 ヨハン・セーデルクヴィスト
出演 マッツ・ミケルセン 、ロルフ・ラッセゴード 、シセ・バベット・クヌッセン 、スティーネ・フィッシャー・クリステンセン 、クリスチャン・タフドルップ 、フレデリック・グリッツ・アーンスト 、クリスチャン・グリッツ・アーンスト 、イーダ・ドゥインガー