借りぐらしのアリエッティ(TOHOシネマズ高知)
「君たちは滅びゆく種族だ」
森の中の隠れ家のような場所で10cmの小人のアリエッティ目線に入り込んで、見慣れたものたちが新鮮で不思議でわくわくしました。でも段々とこんなにも世界は広くて怖いものがたくさんで、その中で小人たちは生きていて。「かり」に出かける寡黙で頼もしい父、心配性だけど素敵な家を切り盛りする母。支えあって逞しく生きる家族。
二人に守られていたアリエッティが静養にきた人間の少年と出会いで、生活も一変し、強くなっていく。病気のためどこかあきらめたような少年が、小人たちを初めは庇護者とみ、だんだんその生命力に感化されていくのと同じく観る目線が変わってきました。そして彼らにとってはとてつもなく広い世界にでていくことに躊躇はなくて、怖がりの自分だったら・・・と考えてしまいました。
シンプルな中に色々なものが詰まった作品。主題歌セシル・コルベルの『Arrietty's Song』が本作を外国のおとぎ話のように彩ってました。
それにしても小人たちを追い詰める家政婦が超・にくったらし~
http://www.karigurashi.jp/index.html
(2010年7月17日公開)
製作年度: 2010年
製作国・地域: 日本
上映時間: 94分
解説: メアリー・ノートンのファンタジー小説「床下の小人たち」を基に、古い家の台所の下に暮らす小人一家の物語が展開するジブリ・アニメ。企画は『崖の上のポニョ』の宮崎駿が担当し、『千と千尋の神隠し』『ハウルの動く城』といったジブリ作品にかかわってきた米林宏昌が監督を務める。舞台を1950年代のイギリスから現代の日本に移した設定と、人間の少年との出会いによって翻弄(ほんろう)される小人の少女アリエッティの運命の行方に注目だ。
あらすじ: 古い家の台所の下に住み、暮らしに必要なものはすべて床の上の人間から借りてくる借りぐらしの小人たち。そんな小人一家の14歳、アリエッティは、好奇心と伸びやかな感性を持つ少女。だが、人間に見られないよう、目立たないよう、つつましさと用心深さを求められる毎日を送っていた。
監督 米林宏昌
原作 メアリー・ノートン
音楽 セシル・コルベル
脚本 宮崎駿 、丹羽圭子
キャスト 志田未来(アリエッティ) 神木隆之介(翔) 大竹しのぶ(ホミリー) 竹下景子(貞子) 藤原竜也(スピラー) 三浦友和(ポッド) 樹木希林(ハル)
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