私のちいさなピアニスト 試写会(文京シビックホール)


「キョンミンに会いたい」


クラシック音楽の映画っていうと、古くは『北京ヴァイオリン』最近だと『神童 』とか『ピアノの森 』を連想してました。が全く予想に違わないハートフル・ドラマであまりの王道っぷりにどっかに落とし穴があるのではないかと最後まで目が離せませんでした。


赤の他人だけど「自分の果たせなった夢を子供に託す!!!」ステージ・ママ的ヒロイン。
親がなく孤独な心を素直に出せない天才少年。
ヒロインに一目惚れする、気のいいめげないお兄さん。
少年を大事に思いつつ厳しくあたる祖母。


ピアニストへの夢をあきらめきれないヒロインが天才を見出してレッスン。先生に母の面影をみて独占欲にかられたり、厳しいレッスンへの反発、音楽の歓び、トラウマ、コンクール出場、裕福な同期生への嫉妬、留学できなかった悔しさ、二人の思いが通じ合ったのだが・・・


それぞれのエピソードがあまりにも水○黄門。でも周りの人は結構すすり泣いてました(私が冷めすぎ?)。それに大人は誰も彼もキョンミンのことを真剣に考えてない時間が多いので腹立ちと哀しさ半々ってかんじでした。

ヒロインはエンドに近い方がしっくりきてましたが、若作りなのか、老けメイクなのか?そして子供、ちびっこは7歳にしては幼すぎなかんじで大人パートは本物の”韓国クラシック界の貴公子”とのことでしたが、あんまし好みではない~


実話でもないようだし、どうして映画化?ヒロインか子役の子が有名な俳優さんor2世なんだろうか、と勘ぐってしまうようなストーリーでした。。。


http://www.mylittlepianist.com/  私のちいさなピアニスト  (2007年8月25日公開)
解説: 町外れの小さなピアノ教室で、運命的な出会いを果たすピアノ教師と天才ピアニストの師弟愛を描いた感動作。当初は自分のことしか頭になかったピアノ教師と天才少年が、ともにピアノを通して成長する姿をコミカルにつづる。歌手でもあるオム・ジョンファが、勝気な女教師役で新境地を開拓し、新人のシン・ウィジェと絶妙のかけ合いを披露する。劇中で演奏される数々のクラシックの名曲も聞き逃せない。
ストーリー:ピアニストとして大成出来なかったキム・ジス(オム・ジョンファ)は、ソウル郊外のアパートの一室でピアノ教室を開く。ある日彼女は近所に住む7歳の問題児キョンミン(シン・ウィジェ)が、“絶対音感”を持つ天才だと気付く。ジスは彼をピアノコンクールで優勝させ、自らもその教師として名声を得ようと彼の猛特訓を始める。 (シネマトゥデイ)
原題 FOR HOROWITZ
製作年度 2006年
製作国・地域 韓国
上映時間 108分
監督 クォン・ヒョンジン
脚本 キム・ミンスク
音楽 イ・ビョンウ
出演 オム・ジョンファ 、パク・ヨンウ 、シン・ウィジェ 、チェ・ソンジャ 、ユン・イェリ 、チョン・インギ 、ジュリアス=ジョンウォン・キム

ジェネオン エンタテインメント
北京ヴァイオリン 特別プレミアム版
サントラ, 和久井冬麦, 清塚信也
「神童」オリジナル・サウンドトラック