100万ドルのホームランボール 捕った!盗られた!訴えた!オンライン試写会


「ボールひとつにいくらお金をつぎ込むの」


邦題が楽しすぎー!今年は今のところトップです!!
ホームランボールに少なくとも○万ドル単位でお金を払うコレクターがいることに驚きです。あるところにはあるんですね~


それにしても訴訟社会・・・占有権(所有権)の問題だそうで日本より裁判のスピードも早いそうなの決着に1年かかると。観ながら普通にとっととオークションに出さないと記録更新されたり、時期を逸すると売っても高値がつかないんじゃあ・・・と思ってました。
いくら気軽に?裁判沙汰にできるとはいえ、費用もかかるだろうし・・・そして訴えられた方が日系、っていうのも(はっきり描かれてはなかったけど)人種差別的な面もあったのでは?と妙に心配に。


バットとかグローブは個人のものだろうけど、ボールって誰が用意しているんでしょうか?投げた人のものとも、打った人のものとも言えないのかなあ???


*****ネタバレ感想*****
さすがの訴訟社会でもこの件はあきれモードだったということにちょっとほっとしました。

事実は最初に捕った(かすった?)ボールがファンブルし、それを拾って自分のものにした人との占有権争い。裁判ではオークションにかけて利益を折半しろとの判決。


起訴したポポフは裁判費用に60万ドルかかっており、落札価格は45万ドル。費用は未払い、折半した落札金は差し押さえとなり、現在は弁護士を起訴しているそうな・笑。被告のハヤシの弁護士は人権問題の専門家で今回もその一環として費用は取らず。ハヤシは落札金をMBA取得のため大学入学資金とした。


というオチもなんだかドラマのようでした。
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「忘れないで野球は娯楽だ ただしボールには高値がつく」


http://www.homerunball.jp/  100万ドルのホームランボール  (2007年6月30日公開)

解説: 2001年10月7日、MLBのスーパースター、バリー・ボンズが放った73号記念ホームランボールをめぐる大騒動を描いた爆笑ドキュメンタリー。全米が注目した訴訟事件を当事者と数々の目撃者の証言を通して、訴訟大国アメリカの現実と欲に駆られた人々の滑稽(こっけい)さを映し出す。監督は、当時球場近くに住んでいたマイケル・ラノヴィックス。記念ボールに破格の値がつくとはいえ、ボール1つで訴訟まで起こす強欲さに驚かされる。
ストーリー:2001年10月7日、MLBの大スター、バリー・ボンズがそれまでの年間最多記録を更新する73本目のホームランを放った。98年にマーク・マグワイアが記録した70本塁打ボールに破格の値がついたころから、人々は記念ボールに億万長者への夢を託した。73号ボールを1人の男が獲得したが、ボールをめぐって訴訟騒ぎに発展する。 (シネマトゥデイ)
原題 UP FOR GRABS
製作年度 2004年
製作国・地域 アメリカ
上映時間 88分
監督 マイケル・ラノヴィックス
製作総指揮 ロジャー・ペトリー 、クリス・パリー 、ヘレン・ウー
脚本 マイケル・ラノヴィックス
出演 アレックス・ポポフ 、パトリック・ハヤシ 、バリー・ボンズ