グルっぽを作成しました。
「国語指導」という名称です。
国語(日本語)についてなら、なんでも語り合っていきたいと思います。
お陰様でたくさんの方にご参加いただいています。
関心のある方は、どうぞご参加お待ちしております。
木曜日で春季講習会が終了しました。
今週月曜日から始まった第3タームは中3の基礎クラスでした。
この学年には、以前からこちらでも愚痴をこぼしているように、
学力だけでなく、意識も低く困っていました。
ひとつ下の新中2が、1年の最初から勉学に向かう姿勢も学力も申し分なかったのと対照的でした。
一番わかりやすい比較は、毎週授業の最初に行う漢字テストです。
これは範囲が決められているものであり、一週間にたった25問ですから、
どんなに国語が苦手な生徒でも、努力すれば合格できるはずのものです。
新中2は、1年の初めから不合格者がほとんどいない状態でした。
稀に1人2人が、範囲を間違えたということで不合格、それでも合格点に数点及ばない程度です。
講習会時期などを除いて授業は40回ほど、クラス生徒が15人として延べ600回、
その中で不合格はヒトケタ、いいえ5回ほどしかなかったのです。
それに引き換え、新中3の2学年時は、全員合格の回が数えるほど、
基礎クラスだけでなく、応用クラスでも不合格者が出る始末でした。
これは、学力の問題ではありませんね。
読解問題など、個々の能力に関わる問題が出来なくても仕方ありません。
それを出来るようにするために、私どもがいるのですから。
しかし、こまめな手作業、努力さえすれば何とかなる分野での怠惰は許しません。
口を酸っぱくして注意してきたのですが・・・
中3になっても変わらず、春季講習会の2日目で切れてしまいました。
「宿題はどうせやるなら、きちんと向かい合わなくてはいけない。
漢字語句など、調べれば済む問題を空欄のままにしておくなど、言語道断。
また、読解問題も記号問題だけ何も考えずに埋めておけばよい、ということでは意味がない。
あなたたちの答案を見れば、考えて間違えたのか何も考えずに埋めただけなのかは私にはわかる。
考えずに解いても時間の無駄。だからいつまでたっても進歩がない。
いつもいつも下の学年と比べられてウンザリしているでしょう。私も比べたくありません。
それでも、学力ではなく勉強に向かう姿勢が違うのだから比べられても仕方ありません。
悔しかったら、比べられないようにしなさい。
受験学年としての自覚を持ちなさい。高校は義務教育ではないのだから、勉強したくないのなら行かなくていいのですよ。行きたいなら相応の努力をしなさい」と。
私が初めて担当する生徒もいますし、今年は時間割の関係で通常授業で手放さざるを得ない生徒で構成されているこのクラス、
私が直接語りかけられるのは、こういう講習会の機会しかないのです。
学力や姿勢の面では難があっても根は素直な生徒たちですから、
私の説教を神妙な顔をして聞いていてくれました。
翌日の3日目から、少しは変わってきてくれたように思います。
私が今厳しいことを言うのは、あなたたちを11ヵ月後に泣かせたくないからなのよ。
どうでもよければ、淡々と授業をこなし、時間内で出来ることだけをするけれど、そう思わない、
縁があって関わった君たちに、よりよい人生を送って欲しいから、今は厳しく指導しますと、
その想いが少しでも伝わればいいのですが。
例年と違って、普段直接伝えられない歯がゆさがありますが、私の生徒に変わりはありません。
なんとか、ゴールまで導きたいものです。
春季講習会、お疲れ様でした。
新学期開始まで、よく復習してください。
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