悪いものを見れば、悪い考えが浮かびやすくなります。
良いものを見れば、良い考えが浮かびやすくなります。
自分の見るものが、自分という人間を作っていくのです。
優しい人たちと過ごす時間が長ければ優しい人になり、
批判家たちと過ごす時間が長ければ批判家になります。
見るもの、一緒に過ごす人、それらを選択するのです。
腹を立てやすい人は、腹の立つことばかり見ています。
笑顔が多い人は、微笑ましいことに視点がいくのです。
ですから、自分が焦点を合わせるものを吟味しましょう。
未来に何を見るかは、どのような夢を持つかですし、
私たちは、思い描いている方向に進んで行きやすく、
美しいものが好きな人は、美しいものに向かうのです。
親子や夫婦でも、見ているものが同じとは限りませんし、
何を信じ、何を信じないかでも未来は変わっていくでしょう。
自分が信じる道の途上での経験が未来の糧になるのです。
そして、健全な欲は私たちを成長させてくれるものですが、
不健全な欲は私たちを堕落させるきっかけを作りますので、
自分の欲を見分ける能力も養っていくことが大事でしょう。