先日友人が言ってくれた

  

  

「あなたは元々こういう人だったんだろうね。

無邪気で、子どものような人。

それがいつの間にか

鎧をつけるように

自分が傷つかないように自分を護る。

  

でも、それは本当のあなたじゃない。

 

いま、ラクでしょ?」

 

 

そう言われて、

 

すごくラクだなぁって思った。

 

 

きっと、こうして生きたかったんだろうなって思った。

 

 

 

嫌われないように

指を指されないように

迷惑をかけないように

 

 

 

いつの頃から、そんな生き方をしてきた。

 

 

 

言いたいことも言えない。

伝えたら怒られるんじゃないか、

嫌な顔をされるんじゃないか、

 

 

 

怖かったんだろうな。

 

 

 

自分がこうしたい、という気持ちよりも

誰かの気持ちを優先する。

 

 

結婚して妊娠して、出産して

 

 

これがスムーズにいかないと

周りから問いかけられる。

私は結婚して8年目にして

長女を授かった。

 

 

結婚して2年目あたりで

  

 

「お子さんはまだ?」とお決まりのように

言葉をかけられる。

  

 

 

 

ある美容室に行ったときだった。

 

 

 

もう何年も子どもができないんですと言ったら

男性美容師さんに

 

 

「それおかしいよ!問題だよ!」って言われた。

 

 

 

笑ってごまかしたけど

悔しくて、つらくて、悲しい言葉だった。

 

 

 

周りと比較して

それに合わないと、問題だと言われる。

おかしいと言われる。

 

 

 

本当にそうなのか?

 

 

 

違うよなぁ…と思う。

 

 

 

先日ある学校の先生とお話をする機会があった。

「いま、求められていることって何かありますか?」と

先生に訊ねた。

 

 

先生は仰る。

 

 

 

「スマホを子どもに持たせていいかどうか、

どうしたらいいですか?と

学校に問い合わせてくる親御さんがおられます。

どうしていいのか迷うのでしょう。

決めることができない。

子どもと親との間でのコミュニケ−ションが

うまくできない。

どう、子どもと関わっていいのかがわからないと、

悩まれているようです。」と。

 

 

 

うむーーーーーーーー。

 

 

 

 

これは困ったな、と。

いろんな背景が見えてくる。

 

 

 

親が自分を生きていない。

自分の生き方すら決めることができていない。

それじゃ、子どもにどう接していいかわからないだろうな。

 

 

 

 

私もそうだったから、わかる。

子育てを始めたときは、自分を愛することも

自分を大切にすることすら

まったくわからなかった。

 

 

 

けれど、子どもが教えてくれた。

 

 

 

ママ、いきるってこうやって生きるんだよ!って

 

 

言いたいこと言って、

したいことして、

どうして自分のこと我慢しなきゃいけないのー?

誰のためなのー?って。

  

 

 

娘が小学6年のときに

私に放った言葉。

 

 

 

「羨ましい」と思った。

 

 

「いいなぁ」と思った。

 

 

「そうだよね、」と思った。

 

 

 

それから私は自分のことを

より一層見つめるようになった。

 

 

自分の気持ちを大事にするようになった。

 

 

 

外側に向いていたものは

すべて自分へ向けた。

 

 

 

私がどうしたいのか?

私はいま、なにを感じているのか?

 

 

 

寂しさも、悲しさも、

嫉妬も妬みも、憎しみも

自分が今何を感じているのかを

大事にしてあげた。

 

 

 

感じ切るってすごくしんどいから

逃げたくなるし

何かでごまかそうともする。

けど、それするとね、また同じこと起きるんだ。

 

 

何度も何度もやってくる。

 

 

 

私ね、ごまかし続けたから

3回やったの。おなじこと。

3回目に起ったときは

さすがに、これはおかしいと思った。

ツラかったけど、自分と向き合った。

見たくない自分と向き合った。

 

 

 

するとね、見えたんだ。

 

 

 

どうして、それが起きていたかがわかった。

そして、それに気づく為に

自分でコトを引き寄せていたこともわかった。

 

 

 

自分でコトを運んでくるんだ。

それに気づく為に

人や現象までもを動かす。

 

 

 

私は気づきたかったんだろうね。

本当の自分で生きたいって望んでいたから。

 

 

 

そうして、いま、とても楽に生きている私がいる。

 

 

 

私が私を大切にするようにすると

私を大切にしてくれる人が現れる。

 

 

 

彼は言う。

 

 

 

最高の自分自身を感じさせてもらえる存在があなた、だと。

 

 

 

私のために生きるでもなく

あなたのために生きるでもなく

 

 

 

自分が自分でいるだけで

そこに共にいるだけで

自分は最高だと感じることができる。

 

 

 

先日、娘の前でこんなことを言ってみた。

 

 

 

ママって宇宙の最高傑作なんだ、と。

 

 

 

すると娘も言う。

 

 

 

「いや、最高傑作は私だから!」って。

 

 

 

ふたりで大爆笑。

私たちヘンな親子だねーーー

最高だねーーー!って。

 

 

 

 

自分が自分を最高だと言う。

 

自分が自分のありのままを好きだって思える。

 

 

 

どんな自分も

受け取ってもらえることは大きい。

どんな自分も赦してもらえることは大きい。

だから、いま、こうしていられるのだろうと思う。

 

 

 

優しくされると、優しくできる。

私がしてもらったように

私も受け取っていきたいと思う。

 

 

 

あなたにはあなただからこその価値がある。

誰とも比べることのない

あなただからこその輝きがある。

 

 

 

 

子ども達の人生を応援できる親を、これからも。

 

 

子どもと共に自分を生きるひとりで

 

 

 

まる裸の私の生き方を

子ども達に見せていこう。