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あなたの感情こめた話に、生徒がピンと来ない理由

こんにちは。

「なるほど&エンタメ&タメになる」精神医学を提供する、

なるタメ精神科医の西井重超です。


僕が「街中ですごくきれいな人を見かけたんですよ。」

と言っても

「さぞかしきれいな人だったんだろうな。」

とウットリする人はいないでしょう。


今日は形容詞の話をしたいと思います。


twitterでこんな感じのつぶやきをしました。


「(形容詞の)信用度=(形容詞を)言ってる人のリスペクトされてる度合い×(形容詞を)言ってる人の数
かな。と鑑定書類を書きながらふと思った。
■信用度高
 ジャニーズ複数人が認める「かっこいい」
■信用度低
 誰かわからんおっさんが認める「かっこいい」
つまり信用を集めたかったら賛同者を集めるか、権威になればいい。それが出来れば曖昧な「かっこいい」「かわいい」とかいう形容詞も割とまかり通る。」


基本的に、形容詞と言うのは会話で使うと誤解が生じます。

なぜなら形容詞は自分の価値観から発せられた「主観の言葉」であり、

他者に理解されやすい「客観の言葉」ではないからです。


私たちは、国語でそのことを習わずに大人になりました。

もしかして習ったのかもしれませんが、少なくとも私は習った記憶がありません。


賛同者を集めるというのは、元々賛同者が多い内容を言うことも含まれます。

誰もが言っている内容を言うのも1つです。

「パンダは可愛い。」

この可愛いは、元々賛同者が多いので通じます。

「アメブロのマークが可愛い。」

こうなるとよくわからなくなってきます。


なので自分の価値観が信用されるかどうかは、

普段の情報収集でも変わってきます。

狭い分野にとどまらず、色んなことを知っていきませんか。


「なるタメ」精神科医の西井重超でした。
Twitter→ http://twitter.com/nishiishigeki