下ざらい | kokopelli -竹吹物語-

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尺八演奏家 大山貴善のblogです。

TVアニメ『艦これ』にはまりまくっている尺八奏者の大山潤一です

来週はついにあの艦が出る!!
これで一週間頑張れます笑




OPもEDもすごくかっこよくて、そんな音楽をやりたいなぁと思う今日この頃です










と、

そんな今日は社中の春季勉強会の下ざらいでした







下ざらいとは三曲と言われる箏、三味線、尺八のカテゴリーの中でリハーサルを意味します

リハとは言わず、「下ざらい」または「下合わせ」といいます
なので普段からも三曲関係の時は「下ざらい」「下合わせ」と言い、それ以外をリハと呼び分けています

ちなみに同じ邦楽でも、邦楽囃子などカテゴリーによって言い方が違うみたい
面白いなぁ







春期勉強会でやる曲は以下の曲

根笹派錦風流 調・下り葉
普大寺所傳 調子
普大寺所傳 虚鈴

光崎検校作曲 桜川
宮城道雄作曲 春の海



なかなか吹く事が多くない根笹派錦風流ですが、こうして勉強し直すと他の普化本曲や琴古流といった流儀とは異なった津軽弘前藩独特の音楽や手が多く面白いです

弘前藩の藩主、藩士が吹き伝えてきた武士の音楽



久し振りにまたしっかり吹き込んでいこうと思います!







地歌『桜川』も転調が多く音の景色が様々に変わり、歌詞の穏やかで華やかな情景を描いてます

『春の海』は昭和4年作曲ですので古典ではないですが何度吹いても難しい曲
様々な要素や情景が描かれていて、何度吹いても飽きる事がない曲です



週末の社中での勉強会、公開のステージではないですが年に数回のしっかりと古典を勉強出来る機会

楽しみです!









今日は下ざらいの後、AKARAのミーティングで色々決まったので今年も新たな動きが出来そうです!

明日は横浜市で演奏の後、名古屋リハ、
そしてAKARA新曲のミックス日!



最強にかっこいい曲が出来るので楽しみです!!
明日も全力で行きます!!