元気なし。食欲あり。(困) | トリポジ☆乳がん☆乙女崎夢子の場合。


粛々とブログを書いていこうと思いまっす。

気分がLOWなため、コメント欄は閉じさせてもらいます。

最近はツイッターばっかりだったけど、自分のココロの整理のため、本来のブログの使い道に自分も帰りたいと思います!しばしお付き合いください。


金曜日の診察日に6月12日から放射線治療開始に決定になった。

主観では『開始になってしまった』というのが本音。

実のところ、心のどこかで「やらなくてもいい」という先生の判断を期待してた。

告知以降、1年間常に「やったほうがいい」から「やる」という選択を信じてがんばってきたんだけど、1つでもやらなくても大丈夫であるならば、それに越したことない。1つでもやっておいたほうがいいということは、なかなか現実が安心にならなくて、時折心が折れてしまう。


自分で何度もモチベーションを高く保って自分の身の上の治療を頑張ろうと思ってる。

隣の誰かや、私の親やキョウダイでさえもが、私がガンであることを忘れる瞬間があるときでも、私は本人がため、一秒足りともこの一年間解放されることのなかった「がん」という現実の上で、1つ、1つ、確かにがんばっていこう!とがんばってきたんだ。(これは元気な人に対するイヤミではない。)


沢山の検査も受けた。

1つに50分もかかるような大きな機械の検査も受けた。

麻酔をして胸に針を突き刺す検査も何度も何度も受けた。

局所麻酔で脇のリンパも切除した。

抗がん剤をした。

脱毛も経験した。

腕が伸びなくなって、血管が全滅した。

違う抗がん剤もした。毎週、毎週、ぶっ通しで通った。病院滞在時間5~6時間。

カラダが痛くて、しびれて、歩けなくなったりもした。

そして胸がなくなった。

そしてホルモン治療が開始されて、確実に体内にいるかもしれない悪性腫瘍の子分たちは食い物に困るように運んでいるはず。

3週間に一度のハーセプチンなんかは、体内を駆け巡って隠れてるアイツらを見つけ出し、ピンポイントで食いつぶしてくれているはず。


更年期のカラダ。心。


明らかに違う自分であったって、命欲しさに笑っていようと頑張れる。

子どもの成長をまだまだ見たい。

もしも神様が「あなたの寿命は90歳よ」と教えてくれたなら、

それでも「91歳にしてよ!」ってお願いするくらいの欲の塊。



でもまた放射線治療という治療を受けることになった自分が居る現実。



放射線治療をすればいいだけやんと思うこともできるし、


放射線治療やったらまた一層願いに近づくかもしれへんのやろう?と期待することもできる。



のに。



のに。



放射線治療せなあかん私って何なん!!!!!(やさぐれチャンピオン)




って自暴自棄。


受けられる治療があるということは幸せなこと。

誰かから見ればそういう意見もあることは知ってるのだけど、

私のたった今の現実としての本音は、

『そりゃ、治療せんでもええカラダになりたい。』やわ。


すなわちそれは「うん。もう大丈夫(やと思う)。キミはもう元気だよ。」って先生に言うてほしいんやけど、それがなかなか遠い。



焦っても仕方がないんだけど。

10年間って言われてる乳がんの治療において、

放射線なんか通過点に過ぎひんのに、何を今更(苦笑)って感じだろうけど、

なんでか急にここに来てスコーーンッとガッツが途切れてしまった。



鬱なんやろうかと思うくらい、情緒不安定やって、

先日は号泣してみたり放心状態になったりを繰り返すので

号泣した拍子に友人に電話して、

「もしもし?」って第一声聞くなり、わんわん子供みたいに泣かせてもらった。

(ごめん!Hちゃん!ありがとう!)



みんなはどうかは知らんけど、

私はがんやって知ってから、いっぱい自分の中の矛盾に悩んだ。


治りたいし、長生きしたいから治療をするのに、

抗がん剤が辛かったのか、命乞いなんかしやがって!と自分に苛立ったこともあった。


治療してる=生きたいという本能のつもりだったのに、

もうやめたい!と泣いて暴れる私。


『親には心配かけたくない』と言いながらも、

私は自分のことやから一秒も忘れんで当たり前。他人さんは忘れるときがあって当たり前。それでもよぉやってもらってると感謝もする。だけども、実の親やったら、我が子が今もガンと戦ってるんかと思ったら自分のことよりも辛くって、一秒も落ち着かないもんじゃないのか?と、全然音沙汰のない親たちに不信感を抱いてみたり。



究極のかまってチャンなんだろうかと自分に不信感さえ抱く。


本当は誰も変われる話じゃないことも理解しているし、

他の誰でもない、この自分自身の身の上に起こった出来事だってことも理解できてきたし、

わかってる。色んなこと、わかってる。


その上で、「変わってよ」「もういやだよ」ってわがままを言う。



誰に伝えたいんだろう。

何のためにそんなに現実から目を背けてみせるんだろう。

自分のために頑張ることに、どうしてそんなにガッツが出てこないんだろう。


色々自分に疑問ができてくる。




ここ最近のやさぐれっぷりは、紛れもなく、気力の途切れ目かと思う。

そして今までの傾向からすると、新しい治療の開始直前は毎度こんな私だ。


無駄に泣く。



私のすっぴん姿は、目の周囲ぐるっとパンダのようにうっすらと茶色く沈着してしまっているんだけど、



これはこの一年間私が泣いて、泣いて、こすって、こすって、できてしまった痕なんだw


6月12日に今通ってる病院とは違う病院に通院開始。

放射線科の先生と面談。ライン取りだけするのかな?

心臓側なのでということを神医者が何度も説明してくれたけど、

全然話が頭に記憶できなかった。




神様、どうかお願いします。


一所懸命がんばります。


願いを叶えてください(T人T)☆