夫さんに『お前さんは本当にSNSが向いとらんヤツだ(苦笑)』と笑われながら、号泣している乙女崎。
一通の愛あるメッセージによって、自分の発した言葉によって、多くの人を自分が傷つけていたことに気づかせていただきました。
ブログというものは自分の自由の場であるけれど、公開している以上は配慮は必要。ご指摘をいただいてやっと気づく自分の浅はかさ。自分にショックを受けて号泣しておりました。
気づかせていただけなかったら、私は本当に最悪な人になってたかもしれない。
厳しくも愛あるご指導のおかげです。勇気のいることを誰かにさせてしまいました。本当に感謝しています。
「がん」という病気であり、またそれのことを書き記すことは、
自分でも常に気を使いますし、使っているつもりでいました。
種類も多く、段階もあり、境遇も違えば、残酷なこともあれば、大きな希望もある。すべてに淘汰された言葉を選ぶ必要があるのでしょうが、なかなか自分の思いに近い言葉を探す過程では、間違いに気づいていてもそれを選ぶときがありました。
自覚あっての発信であったつもりでいたのにも関わらず、
いざご指摘を受けると申し訳なさでいっぱいで、自分に後悔ばかりでした。
以前の私の記事へのコメントにみんながそれぞれに受けた不快な言葉を見せていただいたけれど、
お子さんのいない方にとって『子供がいなくてよかったわね』という言葉がどれほど刃だったろう。
子供がいる人にとって『子どもがいるのに・・・』という言葉がどれほど刃であったろう。
双方真逆の境遇で、真逆のことで傷ついている。
人は何で傷ついているかはわからないということの象徴のような発見でした。
逆を言えば、何で傷つけているかもわからないですよね。
わからないからただ傷つけておしまいのところ、
今回このように悔い改めるチャンスをいただけたことに心から感謝していました。
でも前回の言われてイヤだった発言は自分の中で留めておくべきだったと今更ながらに後悔してます。
ただ、今ここで書いているのは、直接お便りいただけた方とは直接メッセージでお話できたけれども、画面の向こう側にもっともっと多くの方を傷つけたやもしれぬと思ったら、書かずにいられなくなったためです。
今一度、傷口をえぐるようなことをしてしまいますが、
病気を知らない、今日、元気な人に、乳がんのことを(初発であれ再発であれ)知った風に「乳がんは怖いでな~~」とかを乳がん患者本人に言える神経がわかんない!と憤慨していたのです。
私などが乳がん患者を代表してその者に言えることがあるのであれば、
現実はもっと色々あって、
現実は想像とは常に違うし、
現実は健康な人が思ってるよりも何千倍もシビアだということでした。
だけども、それをわからせる術は、乳がんになってもらうしかないこともわかっているだけに、傷つき損な自分の気持ちのもって行き場を探していた次第です。
がんになりたくてなった人もいなければ、
再発したかった人などもっといないと思っています。
本人のせいでそうなった人も一人もいません。
医師に前回の診察のときに『がんとは何ですか?』とシンプルに聞きましたら、
『その人のあらゆることとは無関係に発生し増殖していくものという認識。』
というわかりやすい回答をもらいました。
病気をした本人はよくわかります。
だけど、周囲の人は自分のことではないのでわかってくれません。
だからこそ『病院に行きなさいよ』と言いたいついでに、無知な言葉が並ぶのですね。
自分のキモチは、乳がん患者サイドからの記述のつもりで書いたつもりでいました。
だけどもワタシも結局はこの無神経な健康な人と同じことをしていました。
無神経なセリフを吐く人の言葉に傷つく自分の弱さを暴露したついでに、
その無神経なセリフを載せたことで、今回は再発治療中の方々を以前の私同様に傷つけてしまったかもしれません。
もしもそんなことが現実にありましたらば、本当に申し訳なく思います。
本当に本当にごめんなさい。
ワタシも今回の人生において、がんになってしまいました。
目指すは再発しないことではなく、
一日でも長く存在したいという思いひとつです。
このように弁解ったらしく自分の想いを伝えさせていただきましたが、
またこの文中に最悪な表現が多く含まれて誰かの傷つけていたらすみません。
生意気な1年生ですが、どうぞこれからもご指導ください。
こんな私ですが、どうぞこれからもよろしくお願い致します。