博士課程を修了しても短期雇用で年収200万円以下などの劣悪な研究労働条件に置かれているポスドクは、1万5千人以上にのぼります。若手研究者が使い捨てにされる現状が続くと、社会の基盤を支える科学・技術の継承・発展が困難になります。ポスドク問題は、日本社会の発展にかかわる大きな問題です。
このポスドク問題の解消をめざして、ノーベル物理学賞受賞者・小柴昌俊さんを迎えシンポジウム「科学・技術の危機とポスドク問題~高学歴ワーキングプアの解消をめざして」を開催します。
私はシンポの実行委員会を担当していて、この土日に(ホントは青年大集会の様子を見に行きたかったのですが…)シンポのブログと、「ポスドク・若手研究者アンケート」のサイトを悪戦苦闘して立ち上げましたので、のぞいてみてください↓(って言ってもまだ中身がないのですが…それにしても、このブログ「すくらむ」の昨日一日のアクセス数が5,386でした。ブログってすごいなぁ)
★ポスドク・若手研究者の問題を考えるブログ
★ポスドク・若手研究者アンケート
以下、シンポジウムの内容です。
①主催団体
国公労連(日本国家公務員労働組合連合会)
学研労協(筑波研究学園都市研究機関労働組合協議会)
全大教(全国大学高専教職員組合)
日本科学者会議
★連絡先=国公労連
〒105-0003 東京都港区西新橋1-17-14 リバティ14ビル3F
TEL 03-3502-6363 FAX 03-3502-6362
posdoc@kokko.or.jp
②協賛団体
日本私大教連(日本私立大学教職員組合連合)
全国大学院生協議会
③開催日時 2008年11月16日(日)13:30~17:50
④開催場所 東大・小柴ホール〒113-8654 文京区本郷7-3-1
(※小柴ホール連絡先=東大大学院理学系研究科・理学部 庶務係TEL03-5841-8346)
⑤科学技術政策シンポジウムのテーマ
科学・技術の危機とポスドク問題
~高学歴ワーキングプアの解消をめざして~
⑥シンポジウムのプログラム(案)
13:00~ 開場(受付開始)
13:30~ 開始
13:30~13:40 主催者あいさつ
13:40~14:40 ノーベル物理学賞受賞者・小柴昌俊氏記念講演
「若手研究者育成と基礎科学研究の重要性」
14:40~14:50 質疑応答
14:50~15:00 休憩
15:00~ シンポジウム開始
15:00~15:15 報告1 実行委員会の基調報告
15:15~15:30 報告2 ポスドク当事者からの発言
NPO法人サイエンス・コミュニケーション代表
榎木英介氏
15:30~15:45 報告3 ポスドク当事者からの発言
(科学者会議若手研究者問題委員会)
15:45~16:00 報告4 大学における若手研究者問題
16:00~16:15 報告5 研究機関におけるポスドクの現状と課題
学研労協・国立環境研労組
16:15~16:25 休憩
16:25~16:35 フロア発言1(※全国大学院生協議会)
16:35~16:45 フロア発言2(※研究機関のポスドクの方)
16:45~16:55 フロア発言3(※科学者会議)
16:55~17:05 フロア発言(※質問等含めたフリー発言)
17:05~17:30 フロア発言も受けて報告者からまとめ発言
(※齋藤実行委員が最後に発言する)
17:30~17:35 アピールの発表=国公労連・研究機関対策委員
17:35~17:45 閉会あいさつ
(byノックオン)