「金はうなるほど持ってる」料亭で1日125万円散財、麻生首相に貧困で苦しむ庶民の痛みわかるのか? | すくらむ

すくらむ

国家公務員一般労働組合(国公一般)の仲間のブログ★国公一般は正規でも非正規でも、ひとりでも入れるユニオンです。

 麻生太郎新首相と新内閣が誕生した。麻生氏の発言や系図をたどると、希代の暴言と戦時強制労働の暗い歴史が浮かびあがり、宰相の器量が問われる。


 「金はうなるほど持っている」と豪語してきた。福岡、東京、軽井沢に広大な土地、建物を持ち、株券などを含め総資産は50億円。飲み食いも高級料亭一軒で1日125万円を散財。格差・貧困に苦しむ庶民の痛みがわかるとは思えない。


 祖父は麻生炭鉱王。戦時下に1万人以上の朝鮮人を徴用。睡眠時間2~3時間、囚人労働といわれ、逃亡率が高く、大規模な労働争議も起きた。イギリス、オランダ、オーストラリアの捕虜約300人を2交替の坑内労働に使用し、戦後問題となった。麻生首相もかつて「創氏改名も朝鮮人が希望した」と侵略政策を正当化し、後日謝罪した。


 差別・偏見発言は枚挙にいとまない。選挙演説で「下々の皆様!」、革新自治体に「婦人に参政権を与えたのが失敗」と暴言。「アルツハイマー」発言は撤回した。温暖化になれば「北海道の米がよくなる」とも。


 改憲・靖国讃美のタカ派。憲法9条2項に「陸海空自衛隊を置く、と書き変えればいい」。「集団的自衛権の憲法解釈を変え、将来行使を」と海外での武力行使を容認。靖国参拝で「首相としても簡単に譲るわけにはいかないと思う」と、憲法を踏みにじる。


 「政策は後出しがいい」と受け売りが目立ち、後期高齢者医療見直しも尻すぼみ。労働問題の見解も述べない。「お友達内閣」と酷評され、早くも住民運動や日教組敵視の暴言で閣僚が辞任。「オレ流組閣」の任命責任は重い。


 母方の祖父吉田茂元首相は労働者を「不逞の輩」と侮辱し、労働界は2・1ゼネストを宣言。暴言系図を誇る「麻生暴言内閣」を退陣させ、選挙で政権交代を図りたい。


(※「連合通信・隔日版」08年9月30日付No.8109「労働歳時記/特異な暴言宰相」より転載)