先日の朝日新聞のコラム素粒子に鳩山法相を永世死刑執行人、死神だと書かれていた。これに対し鳩山法相はかなり憤慨していたが、当たり前である。何かと過去に失言の多い人物であるが、今回は朝日新聞の分が悪い。
死刑執行の命令書にサインをするのは法務大臣の重要な仕事である。死刑の判決を下すのは裁判所であり、死刑執行するのは刑務官である。これを死神呼ばわりはそういった人たちへの大きな侮辱である。元々死刑執行されるべき死刑囚が死刑執行されていないことが多いことが問題で鳩山法相はきちんと仕事を果たしていると言える。それを死神呼ばわりでは、朝日新聞社の見識が問われるべきだろう。朝日新聞が死刑廃止というイデオロギーがあるのは分かるが、記事や報道にそういったイデオロギーを入れるべきではないし、今回ね死神報道については、新聞社としての見解をはっきりさせるべきではないか。一デスクが書きましたでは済まされない。
けど、これまでのことを考えても朝日新聞社はきちんと謝罪しないんだろうなあ。朝日の良識なるものは既に幻想なんだろう。