694. クイズ・ショウ(95)/ラリー・フリント(97) | 同世代名画館DX

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昭和37年生まれの支配人です。小学校でライダースナックを川に捨て、中学で赤いシリーズに毎週熱中、高校で松田優作に心酔した世代です。50~60代の皆さん、いつかどこかで観た映画とともに、時間の旅をお楽しみください。

巨泉のクイズ・ダービー!!


うっしっし、何たって野球は巨人、司会は巨泉。はっぱふみふみ。こんなの年配の方でなきゃ知らないよね。でも「クイズ・ダービー」なら知ってるだろ。土曜日の7時半、「日本昔ばなし」と「8時だヨ!全員集合」の間と言ったらこれだろ。じゃあ第1問!

問題「ロバート・レッドフォード監督第4作『クイズ・ショウ』に出演していた俳優たち。ラルフ・ファインズ、ジョン・タトゥーロ、イーサン・ホーク、このうちセサミストリートに出て来る人形みたいな顔してるのは誰でしょう」
倍率はこれ。ドン!じゃ、挑戦者1番の方から。
1番「やはり三択の天才・竹下景子さんに1000点」
2番「いつも色っぽい五月みどりさんに500点」
3番「大穴狙いで篠沢教授に1000点」
一斉に開けてみよう、ドン!正解はジョン・タトゥーロ!篠沢教授以外全員正解!
ラルフ・ファインズは、最近では「ハリー・ポッター」の悪役ヴォルデモード役でも有名だけど、素顔はイケメンの優男風。タトゥーロは「バートンフィンク」にも出てた変な顔の俳優。ほんと、セサミの人形にクリソツ。イーサン・ホークはチラッと出て来るだけ。では第2問。
問題「社会派監督レッドフォードが『クイズ・ショウ』で描いたのは、50年代アメリカで本当に起こった、あるTV業界のスキャンダル事件です。さて、この事件とはどんな内容なのでしょう」
全員が賭けたはらたいらくんの答え、ドン!
「クイズの正解を教えて、やらせのチャンピオンを作ってた」正解!なになに?「僕は教えてもらってないよ」そんな噂もあったけど、はらくんは漫画家だけど博識なんです。
米TVの人気クイズ番組「トゥエンティワン」で、無敵だけどルックスの悪いチャンピオン・ジョン・タトゥーロを降ろし、イケメンのラルフ・ファインズに解答を教えて、人気者に仕立て上げることで視聴率上昇を狙ったヤラセ事件。どこの国もあるんだね。そう言えば、はらくんも“漫画界のアラン・ドロン”だとか。じゃ最後の問題。


問題「放送と並ぶメディアと言えば出版。『ラリー・フリント』は、70年代一世を風靡したある雑誌の会社社長ラリー・フリントの、破天荒な人生を描いたもの。では、彼が作った雑誌とはどういうものだったでしょう」
倍率ドン、さらに2倍、ドン!
挑戦者1番「お嫁さんにしたいNo.1、竹下景子さんに5000点」
挑戦者2番「はらたいらさんに全部」
出た!はらたいらに全部。まずは景子ちゃんの答え、ドン。「ファッション誌ヴォーグの社長」女の子らしい答え、可愛いったらありゃしない。でも違う。はらくんが間違ってたら全員お返しします。ドン!「過激なポルノ雑誌『ハスラー』」正解!
ケネディ夫人のヌードやら、性器モロ出しのグラビアでバカ売れしたものの、有識者から猥褻で訴えられ懲役したり、反戦運動や宗教にかぶれたと思ったら、狙撃され半身不随になったり、さらに表現に自由を訴えて裁判で奇行を繰り返したり、と波乱の人生を送ったラリーの伝記映画。主演はウディ・ハレルソン。監督は「カッコーの巣の上で」「アマデウス」のミロシュ・フォアマン。キネ旬第10位入りの傑作。
という訳で、挑戦者2番の方100万円獲得!ではまた来週~!