ボランティア活動振り返り | 小泉自然楽校のぶろぐ

小泉自然楽校のぶろぐ

「3.11を忘れない」をテーマに、
小泉自然楽校事業がスタートします。
気仙沼市小泉地区の海、里山、森、畑などの自然の中で、
子どもたちはいろんな体験をしていきます。

・四日間の総括
●ボランティアについて
この四日間でできたボランティア活動は復興に貢献するものとしてとても微力なもので、正直どこまでの成果をあげることができたのかは全く分からない。ただボランティア活動を通して感じたことは、ボランティア活動はギブ&テイクであることでした。それもかなりのハイリターンでの。被災者の方と触れ合っているだけでその笑顔に、そのエネルギーに、これから頑張る勇気を頂くことができました。

●地域の方との交流について
予期せぬ大震災によって一瞬にして多くを失うこととなった地元の方々。それにも関わらず、前向きに生きていこう、この悲劇を語り継いでいこうという姿勢に驚きました。元の町並みを取り戻そうとするばかりでなく、そこから先の町の発展まで見据えた計画を考えている人々のたくましさには人間の強さを教えてもらい、自分も人間ならこのようなたくましさをもしかしたら持っているのかもしれないという希望を頂きました。つい災害を他人事と考えてしまう福岡では決してみられない人々の生きる力強い姿勢から多くのことを学びました。

●減災について
この悲劇を無駄にしないためにも、僕たちにできることは、来る災害に備えて準備をする「減災」だと今回学びました。今回見た被災地の現状、現地の人々から聞いた被災当時の状況、避難時の状況、そこから得た教訓を地元で活用し、さらにここ小泉で知り合った仲間たちと共有することで全国的な減災ネットワークを展開することが大事だと思いました。

●小泉自然楽校について
最初は日常からあまりにもかけ離れた生活に嫌悪感を隠しきれなかったものの、災害などの緊急時においての生活を平時に学ぶことの大切さを感じ、この体験をできて本当によかったと思いました。ほとんどのことを自分たちの力で進めていくことにやりがいを感じ、生きる力が向上したような気がします。

★校長語録
「ささいなことでもいい、何か自分の人生の御旗をもて」
僕が今回の小泉の地で見つけた御旗は「この目で確かめる」というものです。来てみて初めて分かること、初めて沸き起こる感情、来なければ経験できないものばかりでした。たった一度の人生で自分の目で多くのものを感じ取っていこうと思います。