こんにちは。小泉進次郎です。


昨日は鳩山総理が総理就任以来初めて沖縄を訪問しました。


その評価はテレビや新聞で報じられていますが、今回の鳩山総理の沖縄入りで明らかになったことがいくつかあります。


『最低でも県外』という鳩山総理が自ら掲げた約束は果たされないということ。

8ヶ月かかって出した結論は、アメリカ海兵隊の抑止力が沖縄に必要だという、今まで言われ続けていたことだったこと。


『沖縄県民の思い(負担軽減)』と『抑止力の維持』の両立が必要なのに、鳩山総理は『県民の思い』を強調し続けた。しかし出した結論は『抑止力の維持』。もともと分かっていた『抑止力の維持』という側面を軽視した結果、『県民の思い』を裏切る結論を出したこと。


沖縄との合意が不可欠な今月末の決着まであと26日。沖縄との合意どころか、沖縄県民との溝を深めた形で決着を探らなければいけないという、より困難な道を自ら作ったこと。


鳩山総理、民主党の責任は今更言うまでもありません。しかし、普天間問題を一刻も早く解決に導くことは誰が政権を担おうがやらなくてはいけないことです。

今のような状況、雰囲気の中、民主党政権がどのように問題解決に当たっていくのか、ゴールデンウィーク明けの国会審議がますます重要になります。


自民党も現行案の立案責任者として、今のような状況で一体何が出来るのか、真剣に考え、議論をしていかなくてはいけませんね。