こんにちは。小泉進次郎です。

「お答えすることはできません」

今日の午後4時から始まった外交・国防合同部会では官僚からこのフレーズが繰り返されました。

テーマは「普天間基地移設問題」。

移設案として候補に挙がっている2案(キャンプ・シュワブ陸上案とホワイトビーチ沖埋め立て案)は自公政権下で検討された結果、既に却下された案です。

今日の部会では、この2案の自公政権下での検証過程を説明するように官僚に求めました。

その結果、返ってきた言葉が冒頭の「お答えすることは出来ません」でした。

理由は、現在の交渉に影響が出るから説明しないよう政務三役(大臣、副大臣、政務官)から言われている、つまり口封じをされているというのです。

現在の交渉に影響が出る懸念がある場合に明らかに出来ないことがあるのは当然のことで理解はできます。

しかし、2案は自公政権下で検証されたことで、それを説明するように自民党の部会で求めているのに説明出来ないのは納得できません。

その後何を聞いても「お答えできません」の繰り返しでした。

私は、「それならば、当時の自民党の大臣・副大臣に検証過程を説明してもらうしかないのでは」と発言しました。

この部会が終わって、憤りと虚しさを感じました。

十分な情報を与えられず、説明することも許されず、「何も答えるな」と言われて自民党の部会に送り込まれる。

官僚の皆さんには同情すら覚えます。これでは官僚の意欲が下がるのも当然でしょう。

今日は入省した多くの新社会人がいますが、皆さんがモチベーションを高く持ち、日本のために働ける環境を切に願うばかりです。

今日の光景を見たら、きっとがっかりするだろうな・・・。