こんにちは。小泉進次郎です。


堅い話になりますが、今日の国防部会では3つの議題がありました。


1.ハイチ地震救援活動について


2.インド洋の補給支援活動の終了に関する政府談話及び各国の反応について


3.平成22年度防衛関係予算案について


議論が活発で一時間半以上も部会が続きましたが、特に質疑が集中したのは、ハイチ地震に対する政府の対応についてでした。


一言で言えば『遅い』。


そんな意見が出て、役所の答えは、


『ハイチの治安とインフラが障害になった』


だとしたら、なぜ、既に救援チームをハイチに派遣している国々にとっては障害ではないんでしょうか?


アメリカをはじめ、中国、欧州各国は既に災害救援チームを派遣し、救援活動を行っています。


日本には、要員を海外に派遣する際に、治安状況など、派遣員の環境を慎重に判断しなければいけない付帯決議や閣議決定があるのは役所の説明で分かりました。


しかし、そうであるなら、外務大臣や政務三役がそういう事情を国民に対して説明する必要がある。


そして、将来起きうる同じような事態が発生した時のことを考えて、付帯決議や閣議決定の在り方を再考する機会にしたらいいと思うんです。


この問題は、通常国会の安全保障委員会でも議論になるかもしれません。


非常に有意義な国防部会でした。