歯科医院の院長先生がスタッフとの良好な関係と作るために! |               歯科界歯科医師を元気にする情報ブログ

歯科医院の院長先生がスタッフとの良好な関係と作るために!

こんにちは

スタッフとのトラブルに頭を悩ませている院長先生からの相談が、時々私のところへ届きます。

私の基本的な考え方をお知らせしようと思います。

まず、日本人の特性です。

今は少し時代が変わってきているのかもしれませんが、日本人が本来持っている勤勉性というものがあります。

働くことに喜びを感じるということです。

先日もこちらに書きましたが、アルバイト、時給で働いているお嬢さんが街頭に売り子として立っていて、一生懸命に笑顔で接客や通行人への声掛けをしているのです。

例えば、私の自宅の近くのターミナル駅の構内に、持ち帰りピザのお店がテーブルを出して販売しています。

そこの20歳くらいの女性の売り子さんは、大きな声で

「お持ち帰りピザ、すぐにご用意できます。」

「お土産、夜食にいかがですか?」

など、通行する人に大きな明るい声をかけているのです。

私は、その姿を見てとても素晴らしいと感じるのです。

歯科医院へコンサルティングをしている会社が、コンサルティングからセミナー運営に事業をシフトさせている様子があります。

ただ、これはコンサルティングの入り口を作る活動とも見て取れます。

そこで、スタッフ教育について取り組んでいることを多々見ます。

私は直接そのようなセミナーをのぞいたことはないのですが、基本的な成功の方法は多くないと思っていて、その中の最も有効であるとおもう取り組みは、その人が持っている夢、希望、目標
をかなえてあげるような応援をすることだと思っています。

おそらく歯科医院の院長先生は、このことを聞いて少し違和感をもつのではないでしょうか?

個人の夢、希望、目標は、個人のものであって、なぜ自分がそれを応援しなければならないのか?

そう疑問に思うのかもしれません。

では、先生の夢、希望、目標ってなんでしょうか?

何かあるだろうと思うのです。

それは何であろうとも自由です。

そこで、歯科医院ってその夢、希望、目標においてどんな存在でしょうか?

例えば、診療を通して夢、希望、目標をかなえるということであれば不可欠な要素になります。

「歯科診療を通して患者さんを健康に、幸せにしたい」という目標があれば、当然、歯科医院がなければ目標は達成しにくいです。

あるいは、世界一周の豪華客船での旅をしたいという夢を持っていたとして、その旅行費として
2000万円必要で、それを稼いで、貯金するということのために、今、歯科医師として収入を得ているとして、その収入を得る場として歯科医院があるとしたら、歯科医院は不可欠なものになります。

スタッフの方の存在について考えると、スタッフの方がいないで歯科医院の運営は可能でしょうか?

もし、スタッフの方がいないと歯科医院の運営が滞ると感じられるのであれば、それは結局、先生の夢、希望、目標達成のためにスタッフの方が協力してくれていると考えられるはずです。

では、スタッフの方が協力してくれているのであれば、先生もスタッフの方の夢、希望、目標の達成に協力してあげる、相互支援の関係を作ればいいのではないかと思うのです。

先生が、スタッフの方の夢など関係ないと思えば、スタッフの方も先生の夢など関係ないと考えても仕方がないことです。

そのうえで、約束したお給料だけを毎月支払えば、一生懸命になんでも言うことを聞いて働いてくれるなんて思っていたら、いつか必ずトラブルが起きてしまうと思います。

雇用関係だけでなく、ご縁を大切に、一緒の職場で互いの夢を実現するために応援しあう仲間としての関係性を作ることが、私は本質だろうと思うのです。