悲しい出来事。 | 小出由華のオフィシャルブログ

悲しい出来事。

先日とある駅で警察官とその周りが人だかりになっていたんです。

ふと見たら血だらけのハトが一羽息苦しそうにうずくまっていました。ビニール袋には亡くなったもう一羽のハトが入っていました。

血だらけのハトはまだ息をしていたのですが警察官の方は死んでしまったハトばかり見て、うずくまっているハトは数分前から放っている状態だとその場にいた方達から聞きました。

周りで見ていた人が「お巡りさんこっちのハトはまだ息しているんだから病院に連れて行ってやったら?」
などと声をかけたら初めは聞こえないふりをしている様にも見えましたが…
「もう助からないよ!」

の一言で終わり。


見ていられず何とか助けてあげたいと思いお巡りさんに
「手袋ありますか?」

と聞き手袋をして駅近くのT石動物病院という病院に連れて行きました。


連れて行く道でお巡りさんに「警察はお金出せないけどあなたが全部負担するんだよね?」と何回もお金の話ばかりされたので
「大丈夫ですが今はハトの心配をして下さい」


病院に連れて行き、院長先生に警察の方が「私共警察はお金は出せない」と話すと「何だ払えないのか、あ~あ野鳥連れて来ちゃったのかよ。」

と言い放ち
「まぁしょうがない、善良な市民さまが連れて来ちゃったんだから…。とりあえず診察するから代表であんた来て」と診察室に呼ばれました。


説明は「ウンコする所がすっぱりなくなってんだよね。人間で行ったら下半身が全部なくなった状態。とりあえず治療はできないから!」

と言われ心が引き裂かれる思いでした。

で?どうする?
と聞かれ

もちろん由華的には治療して頂きたかったので
「治療する事は出来ないのですよね?」

と再度質問したら

「うん!無理無理! しても無駄!だって下半身ないんだもん。
方法は3つ!
このままさっきの場所に戻して猫が来て食べてもらって猫が食べ残した残骸は虫が食べてくれるから。
あとは安楽死。でも安楽死した所で明日ゴミと一緒にゴミ収集車で連れて行かれてゴミとして燃やされるんだけどね。

で、あともう一つはあんたが家に連れて帰って死ぬまで見てもらってどこかに葬ってもらうんだね。」

と言われました。


※決して話を盛っているのではなく本当にこのような言い方で話をされました。



だから本当に本当に悲しくって。
何よりも、苦しそうなハトちゃんの前でこんな話をされたのが心が痛く悲しく、悔しかったです。


お巡りさんに説明しどうしたら良いか聞いたら

「あなたが連れて来たんだからあなたの責任だよ!」
と……。


とりあえずお巡りさんに「家に連れて帰って良いのなら良いですけど、どこかに埋めたら罪になるんですよね?」
と聞いたら

「ああ~そう言われればそうだね~。ダメだね!」


で院長先生の声で安楽死は薬代かかるからな。
というのが聞こえてきました。

院長先生が来て「で?決まったの?」
と聞かれたので

「私がこの子(鳩ちゃん)だったら苦しい中猫の餌になるのは嫌です。それと私は先生ではないので治療ができないのですが…。
これ以上苦しいのは可哀想です。」
と伝えました。



そうこうしているうちにハトちゃんは息をひきとりました。


あとで知り合いの方から聞いた話なのですが、
この病院に飼い始めたばかりの子犬を連れて行った時の事。
診察台で子犬がオシッコをしてしまったら突然院長先生が凄い勢いで子犬を叩いたそうです。

子犬は驚き気絶してしまったところに

「ああ、死んじゃった!」と言い放ったそうです。


幸いにも気絶だったから(大目にみて)まだ良かったけど本当に打ち所悪くワンちゃんに何かあったらと思うと寒気がします。
この先生は自分の家族にも同じ事をするのでしょうか。?


他の方からもとても悲しいお話を聞きました。


本当に本当に許せない事ばかりで…。


動物病院の先生は動物が好きだと思っていたので、この様なまるで物を扱うような態度や診療にとてもガッカリしました。



動物も人間と同じだと由華は思っています。

命に重いも軽いもありません。

話す事ができないのだからもっともっと人間が動物の気持ちをわかってあげる事が大切ですよね。


もちろん!全部の病院がこういう先生ではないです。
が改めて本当に動物の気持ちになって診療をしてくれる先生が必要だなと思いました。




長くなってしまいすみませんm(_ _)m