2017卒の皆様へ 〜せっかくなんで我々の考えを少し〜 | マーケットを戦略的に理解する読書術 〜マーケティング会社の経営者視点で読書してみた〜
2017卒の皆様で、HPを見ていただいている人にメッセージをと思い、昨年メッセージした内容をふと読み返してみました。そうすると、というかやはりというか、伝えたい事が「全く変わっていない」ので、そのまま『再掲』することにします。

3年まえから、主旨を全く変えずにメッセージしてきましたが、こうした会社の「姿勢」というか「思い」というかむしろ「現実」に賛同してくれて入社してくれた人たちが、結果的に既に『素晴らしい成果』を見せてくれています。

----------------------------------

はじめまして、代表の小出です。
ご縁があってシタシオンジャパンのHPを見ていただいて、感謝しています。
そろそろ採用活動に向けて準備をし始めているのでご挨拶です。

せっかく読んでいただくので、通り一遍の社交辞令ではなく、会社の核心に少しでも触れてもらえるような話をしますね。

ここでは、シタシオンジャパンで働くと「得られるもの」と「失うもの」について話したいと思います。

人生って「何かを得ようとすると、他の何かを得られない(もしくは失う)」、選択の連続ですよね。だから皆さんは、会社を選ぶときに「得られるもの」と「得られないもの」を事前に正しく理解しておく必要があると思います。

さて、シタシオンジャパンで働くと何が得られるのでしょうか?
代表である自分と、他の経営陣が確信していることですが、「得られるもの」の中で一番大切にしているのが、「ここで5年働けば、20年後にこの国がどんな厳しい状況に置かれていようとも、あなただけはゆうゆうと生き抜いていけるチカラ=付加価値創造力」です。付加価値はインテリジェンスと置き換えてもらっても大丈夫です。

知ってますか?今の子供たちの70%は、現在まだこの世の中に存在していない仕事に就くことになるんです。オックスフォード大学やデューク大学の教授の予測です。近い予測を多くの公的な機関が発表しています。

当然のように、皆さんが来年働き始めたときに就く仕事と、60歳の時に就いている仕事は別でしょう。ほとんどの人に当てはまるはずです。その数十年の間に、多くの「代わりの効くビジネスパーソン」が過酷な環境に追いやられることは目に見えています。

そんな中で、変わらず価値を持ち続けるのが「付加価値創造力≒インテリジェンス」です。代わりの効かないビジネスパーソンの必須要件と言えるでしょう。私たちの仕事は特定の商品があるわけではないので、いつも「考え方」とか「知性」とか「生み出す力」とか「まとめる力」のような目に見えない付加価値創造力だけが頼りです。おしゃれな空間とおいしいコーヒーを売ることは出来ないので、私たちにしかできない「考え方」を買っていただくわけです。

この「付加価値」の生み出し方を一度身に着けてしまえば、日本経済が沈没してもきっと生き抜いていけます。今のシタシオンジャパンの社員の多くが、この国の未来に関わらず、自分の力で自分の未来を守る力を持っていると思います。

この力は簡単には身に着きません。この力を「得よう」としたときに、一方で「得られない」ものがあるはずです。「失うもの」もあるはずです。

シタシオンジャパンで働き始めると、皆さんの多くは、例えば、「自信」を失うでしょう。これまでどんなこともうまくこなせた人が、ここでは挫折すると思います。例えば、「毎日仲の良い友達とワイワイ過ごす楽しい時間」を失うでしょう。公務員になってお役所で働いていたら失わなくてもいい時間だと思います。例えば「まったり、のんびり過ごす毎日」を失うでしょう。行き帰りの時間もプロジェクトのことが頭から離れなかったり、休みの日にも勉強したり仕事に役立つ情報を収集してたら、100%リラックスする間もないかもしれません。そうですね、総じて失うものは「ゆとり」とか「余裕」じゃないでしょうか。

「ゆとり」とか「余裕」を失う代わりに、「日本が沈没してもゆうゆうと生き抜ける力」を身に着ける。というコンセプトに賛同できる人と一緒に働きたいと思っています。

ちなみに、「死ぬほど働こうよ!」と言っているわけではありません。「頭が悲鳴をあげるほと考えながら働こうよ!」と言っています。

賛同できる皆さん、会社に来て「違い」を感じてください。

「違い」を感じた上で、その「違い」に良い刺激を受けたなら、ぜひ仲間になってもらいたいと思いますし、その「違い」が腑に落ちなかったり、不安な刺激であればきっとご縁が無かったということだと思います。

そもそも「違い」が感じられなかったら、私の認識が間違っている(=所詮その程度の会社である)のか、皆さんの感じる力が鈍いのか、どちらかですね(笑)

一見つかみどころの難しい話をしていることは承知の上で、この話にピンと来た皆さんと是非お会いしてみたいです。

楽しみに、待ってます!


株式会社シタシオンジャパン
代表取締役会長兼社長
小出 紘道